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2012年05月10日

"新規抗HCV薬テラプレビルで注意喚起、急性腎不全など相次ぐ"なんて記事を見かけたので紹介しておくよ


swallows / godamariko

やっと暖かくなってきました。関東は桜が終わったら、竜巻が起きたりしてちょっと荒れ模様。
お仕事も荒れ模様なんです (T_T)

そんな季節の変わり目、ちょっと気になる記事を見つけたので紹介しておきます。



田辺三菱製薬からテラビックの適正使用に関する重要なお知らせが発表されました。

テラプレビルは2011年11月28日発売で、全例を対象とした市販後調査が実施中。処方は肝臓専門医がいる医療機関などに限定されている。12年5月8日までに約480医療機関で3358例に投与された。

 実施中の調査で、重篤な腎機能障害が17例で計19件報告されたことから、今回の注意喚起となった。内訳は、急性腎不全7件、腎障害6件、腎機能障害2件、尿中尿素増加2件、腎不全1件、尿中クレアチニン増加1件。テラプレビルの投与開始1週以内に12例、2週目に5例が腎機能障害を呈しており、投与開始早期に腎機能が低下する例が目立つ。

 17例のうち16例がテラプレビルの投与を中止し、1例は投与量を減量。補液が9例、透析が1例に実施された。その後、14件の症状が回復・軽快し、2件が未回復。残る3件は調査中のため転帰が分かっていない。

出典:新規抗HCV薬テラプレビルで注意喚起、急性腎不全など相次ぐ(会員登録(無料)が必要)



まず、1点目の注目点

5/8までにテラビックを用いた3剤併用療法が、480医療機関で治療が始まり、症例3358例の症例に採用されている。

当初の目標で、全症例の追跡という認可条件がつきましたが、この目標症例数が3000例/2年だったようです。この目標数をすでに越えていますね。予想以上の早さで3剤併用療法が進んでいると思います。治る人が沢山になるといいなあと思います。

 2点目が、当初、皮膚障害の写真のインパクトが大きくあまり騒がれてなかった。腎機能障害の件。

気がつくと、このブログでも紹介した、3月の公開報告会で発表になったC型慢性肝炎ガイドライン(暫定)の中でふれられていましたね。

IMG_8059.JPG

注意事項の中に

3. Peg-INFα+Ribavirin+Telaprevir3剤併用療法では、投薬初期(1−7日以内)より尿酸値、及びクレアチンの上昇が存在することから、尿酸値が異常値になった場合、早期に高尿酸血症治療剤の投与が必要である。

17例/3358=約0.5%の確率で重篤に近い腎障害がでたことになります。記事の中でも

「投与開始後1週間以内は、週2回、腎機能検査を実施してください」

と田辺三菱製薬からお知らせが発表になっています。この文章から考えると、治験時期から症例が沢山ある病院では腎機能検査を細かく取っていたのかもしれませんが、あまり経験の無い病院ではそうではなかったのかもしれません。

あまり新薬発表後にこのような注意喚起のお知らせがでることは少ないので、よほどインパクトがあったんだと思います。治療を受ける側もこういった例をしっていれば、主治医に貧血のチェックなどと同様に、腎機能も大丈夫ですよね。と聞くこともできたと思います。


 

やっぱり新しい薬は、当初に飛びつといろいろ有るようです。治療期間が半年ですから、その第一段階が終了してから、治療を検討した方がいいと勧めていましたが、もう少したつと、初回で治療を始めた方々が終わるので、データもそろってくると思います。

そろそろ、治療を検討されている方も、スケジュールを含めて初回治療、再治療を考えてもいいと思います。
もちろん、事前の遺伝子検査等はしっかりやって、治療方針(←おおげさ)を考えてからね。


ひとまず

そうそう、今週末の5/12(土)は川西先生の東京の医療講演会があります。
参加の方はぜひ、参加表明をお願いします。会場が大きいのでもちろん当日突然参加もOKですよ。

土曜日はお仕事モードになって、たぶん参加は2次会からの予定(かなり危ない・・・・(T^T)
前日の迎え撃つ会もだめだめ状態(なんでやねん)

このごろ非常のばたばた状態。なんでやねん。まあ、環境が変わったからしかたがないんですけどね。

ランチしませう会、迎え撃つ会、楽しみにしていた方もうしわけありませんm(_ _)m



業務連絡
こつこつとがんばりますだす(まあ気晴らしで散歩はしてますから大丈夫)

本日の朝飯、かつサンド
本日の朝飯、かつサンド Photo by cxq02002

posted by ばんばん at 13:23 | Comment(23) | TrackBack(0) | 新薬情報

2012年04月18日

【再周知】 5/12土 川西輝明先生による「肝臓医療講演と歌の集い」 in 東京があるぞ〜


IMGP0417 / Matoken

そろそろ、残り1ヵ月をきったので再周知。

北海道の白くま先生こと、川西輝明先生の医療講演会があります。

メリットは3点

  1. 肝炎問題の最新動向が得られる
  2. 患者さんに合わせた最新のB型肝炎、C型肝炎の治療方法が分る
  3. 同じ病気を持つ患者仲間のお友達ができる

お時間の余裕のある方は参加の検討をしてみてください。
3.が一番楽しい (。_゜☆\バキっ

肝臓医療講演と歌の集い in 東京

(クリックすると大きくなるよ〜)

今回の企画は、肝炎治療のこれからとウイルス性肝炎問題を理解してもらいB型C型肝炎の患者さんたちへ対策の重要性を知ってもらう講演会(1時間)と歌を歌って(20分くらい)(いつもと同じようなのですが)元気を出してもらう企画です。患者さん、支援者のかたのみならず、医療関係者や議員さんなども参加していただけると肝炎問題について一定の理解が得られると思います。お忙しい中とは思いますが是非参加していただければ幸いです。
2012.1.21作成 2012.4.13更新

肝臓医療講演と歌の集い in 東京

5月12日土 午後1時から3時 講演会と歌の集い、
午後3時すぎから5時くらいまで 交流会 同じ会場にて
東京駅八重洲中央口より徒歩3分
〒103-0027 東京都中央区 日本橋3-4-13 新第一ビル901会議室

プログラム 各地同様です。
午後0時40分開場
はじめに 午後1時 患者団体と支援者から

第一部 午後1時10分 肝臓医療講演
 演題 肝炎治療はこう変わる!?
      患者さんと探し続けるB型、C型肝炎の治療法
 講師 肝がん検診団 団長
     札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西 輝明 医師

第二部 午後2時30分から30分くらい
 歌の集い ギターの弾き語りとともにシンガーソングライターあき

第三部 午後3時すぎくらいから5時で会場終了
患者さん支える仲間たちとの交流会

交流会が長引くときは
■カラオケ館八重洲店
日時:2012年5月12日土 午後5時〜 2000円くらいかな
住所:東京都中央区八重洲1-7-9 TEL03-3510-6636
 http://www.karaokekan.jp/areapopup/index.php?id=79
 八重洲ホールから歩いて3分くらいと近場でした!

恒久対策の充実の訴えを含め頑張っていこうと思います−。

出典:肝臓医療講演と歌の集い in 東京 と 交流会 参加表明お待ちしていますー - 肝臓病と共に生きる人たちを応援します

昨年ぐらいから、C型肝炎の治療は大幅に進化してきています。B型も核酸アナログ剤の使い方もちょっと進化傾向。

高齢者向けのインターフェロン少量治療などを精力的に進める川西先生なので、患者さんの立場にたった優しい、元気がでるお話が聞けると思います。

後半は、第2部、第3部と連チャンです(苦笑 毎回時間が足りない足りない
前半よりも、病気や治療のストレス溜まっているみなさんは、後半の方が人気があったりして(^^;


後半の人数の把握があるようなので、できましたら、<リンク先へ>コメントを書き込んでいただけるとうれしいなぁ。

もちろん、会場が大きいので飛び込みOKでやんすよ。

 

お仲間さんのところにも沢山紹介がありました。

3/31 5/12の川西先生の医療講演会のお知らせ〜♪ - HCV(C型肝炎ウイルス)との闘い♪ - Yahoo!ブログ
akioさんのところ

のっぱら スズメ - Yahoo!ブログ
すずめさんのところ

他、もろもろ〜(以下省略、でがっちり手抜き)


その1 さて、前日の白クマを迎え撃つ会の準備をしないとなあ。
昨年は、想定以上に凶暴になっていたので、こちら側の準備がたりなくて、
テーブルの上がいつも空っぽ状態で取り逃がしたので、今回はなんとかせねばだよ。おっかさん


その2 もちろん、当日は0:40分開始なので、恒例(←?)の0次会の「ランチしませう会」も実施いたします。
ちょっと時間が早いので、日本橋で遅めのブランチですかね。
お腹空かないようにがっちり食べないとですよ。

参加者は分るように手を大きく上げてくださいね〜

ひとまず

この頃週末は、自転車にのってあっちふらふら、こっちふらふら。
気候が穏やかになってきたのでいい感じですよ。

絨毯の上で
絨毯の上で Photo by cxq02002

南関東は、この週末で葉桜になってしまいましたね。
この週末は雨降って、寒かったですよね。

三時のおやつだ。甘味は別腹
三時のおやつだ。甘味は別腹 Photo by cxq02002

お散歩すると疲れるから、甘い物を忘れずに!

春だから、環境が変わって、体調がいまいちな人も多いようで。
そんなときは、お茶飲んで甘味を食べて一休み(濃い緑茶は、鉄分の吸収を下げるから肝炎にもいいよ〜)
(某所へ お茶会ばかりしてると太るから〜)

さて、今週もがんばりますか。



PS 生存確認用
この頃いろいろてんぱってきて、ごちゃごちゃだわな。
瀉血の酸欠で頭痛はするし、体も動かんし、ストレス溜まるわ〜、いろいろ自粛して時間をひねり出し中。
とりあえず結果はいまいっちょだけど、生きてるでやんす〜(苦笑

posted by ばんばん at 12:35 | Comment(10) | C型肝炎治療のお仲間

2012年04月06日

平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されたのでちょっと紹介してみるよ(その5、補足編)


Sakura / Dr.Colossus

先日の台風なみの爆弾低気圧。いろいろと大変だったみたいで、
でも東京でも桜が咲いてきました。この週末あたりが結構いい感じかもですよ。



ちょっと、やり残した感がある、C型慢性肝炎の治療ガイドライン。
今回が最終回で、ちょっと補足資料でこのシリーズを最後にしたいと思います。


やっぱりみなさん気になるのは副作用。
特に今回のテラビックでは皮膚障害が大きな問題になっています。

では初回治療時の副作用の割合はどんなものなんでしょう。

初回治療副作用.gif
出典:H23年第7回厚生労働省、肝炎対策推進協議会の資料より



完遂できた方が約7割と、いままでのペグリバを用いた2剤併用療法とほぼイコールの割合です。
最後まで治療を続けられなかった方の割合が約3割。このなかで皮膚障害が8.7%となっています。結構な数字ですよね。
皮膚障害が出たときにグレード(ひどさ具合)は?

グレード別.gif 
出典:H23年第7回厚生労働省、肝炎対策推進協議会の資料より

グレード1(全体の50%迄)は、いままので2剤併用療法のペグリバと今回のテラビックを用いた3剤併用療法ではほぼイコール。
それ以上ひどくなる割合が、倍以上と大きく差が出ます。

このグレード2、グレード3の部分が問題で、皮膚科のお医者さんが必須になります。
初期は、塗り薬、ひどくなれば、飲み薬と使い分けることになります。

20120406.JPG
出典:H23年第7回厚生労働省、肝炎対策推進協議会の資料より

ステロイドの塗り薬で済んだ方が3割強、それ以降は、塗り薬+抗アレルギー剤、または、経口のステロイド薬を使うことになります。
経口のステロイド剤は、不眠等の副作用現われやすくなりますので、負担が大きくなります。
このあたりが問題で、いままでより副作用が大きいと云われることになります。

 

私の場合、前回のインターフェロン治療の時には湿疹がでましたが、塗り薬で収まりました。
今回のテラビックではひどくなりやすいので、初期にうまく対応する必要があります。


痒みがでた時点で、早め早めに対処するのが重要だというお話も聞いたことがあります。
どのように対処するかを、いっしょに治療を行う主治医と相談しておくといいと思います。



もうひとつ気になっていたのが、耐性の問題。 抗生物質の耐性などでも知ってる方が多いとおもいますが、お薬が効かなくなる奴ですね。
今回のテラビックを用いた3剤併用療法でも耐性が出現します。さて、割合はどのぐらいなのでしょうか?フェーズ3の治験結果の数字を見てみましょう。

IMG_2446.JPG
出典:厚生労働科学研究費肝炎等克服緊急対策研究 公開報告会の虎の門病院 熊田博光先生の資料より

その割合は、約1割となります。その条件が”いずれもNVR症例”←前回インターフェロンでウィルスが一度も消えなかった無効例の方達です。
インターフェロンに反応する方はそれほど心配する必要はないようです。

また、耐性ウイルスが出願した場合でも、24週間〜2年後には耐性ウイルスは消去したそうです。

しかし、この消去というのは、検査限界値以下になっただけで、まだ体の中には残っている可能性がありますので、注意する必要があります。

やはり、耐性が出ないように、治療を進めたほうがいいと私は思います。
前回、インターフェロン治療で反応は無かった方は、十分に検査の上、肝臓の専門医と相談して、今回のテラビックを用いた3剤併用を行うかどうか決めるのがいいと思います。

 

最後の最後ですが、今後の方針を決める上では、以下のスライドがまとまっていて参考になると思います。

IMG_2457.JPG
出典:厚生労働科学研究費肝炎等克服緊急対策研究 公開報告会の虎の門病院 熊田博光先生の資料より



基本はIL-28Bの検査結果からはじまります。
何度かここでも出来るなら(かなりがんばっても)、IL-28B(人側のインターフェロンの効きやすさの因子)を調べて治療方針を決定しようと書いてきましたが、ここでもそれが基本になります。

IL-28BがTTで治り易い人は、今回のテラビックを用いた3剤併用治療がお勧めとなります。
IL-28BがTG/GGで治り難い人は3パターンに分かれます。

ウイルス側のたんぱくの70番目の変異(治療を左右する因子)によって異なります。

CORE70番 がWild(ワイルド)←変異してないなら治療成績は落ちますが、3剤併用治療を選択することなります。

CORE70番ばMutant(ミュータント)←変異しているなら、前回の治療成績によって選択がことなります。

前回の治療成績で2log以上ウィルスの減少が観られた人が、今回のテラビックを用いた3剤併用治療を行い時には標準の24週間の治療ではなく、ペグリバを24週間追加して、トータル48週間(1年)の治療とななります。この場合の治療成績は68%となります。

最後は超難治例で、前回、ほとんどウイルスの減少がなかったひとは、この次の新薬(通称のみのみ)の飲み薬、2剤の内服薬だけで治療を行う次世代の治療を待つことになります。(3剤併用療法で治らない訳ではありませんが、治癒率が大幅に下がります)

注)現在の肝臓の状態、年齢、性別によって、治療方針がかわります。ぜひ、肝臓の専門医と相談して今後の治療を選択してください。 


テラビックが第一世代のプロテアーゼ阻害剤ですが、より副作用の少ない阻害剤の治験が進んでいますし、夢のインターフェロンを用いない飲み薬だけで治療を行う内服薬の治療の治験も進んでいます。ご自分の状態を把握し、時期を見極めて治療をするのがいいと思います。

 

ひとまず、このシリーズ、これでおしまいでやんす〜(ででんでんでん)

こんちわ、ちょっと失礼致しまする
こんちわ、ちょっと失礼致しまする Photo by cxq02002

週末は春を探してあっちふらふら、こっちふらふら。

昼飯:オムライス700円。ぐふ、お腹きつい 
昼飯:オムライス700円。ぐふ、お腹きつい Photo by cxq02002

たまには麺を脱出して、洋食など(^^;;

まだ、お仕事は3月なんだな。この週末でやっと4月に突入の予定。
金曜日、息も絶え絶え模様なんだけど、もう少しがんばりまする。

 

わたしは、IL-28BがTG、CORE70番が変異、ISDR等も良くない、インターフェロン治療を行うとうつ症状がひどく出るといった条件と、現在の血液検査、腹部エコー、CT、MRIなどの状態を考えると、この次のお薬を待つことになると思いますね(T_T)

posted by ばんばん at 12:18 | Comment(10) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年03月19日

平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されたのでちょっと紹介してみるよ(その4、代償性肝硬変編)


Rocks / 岩(いわ) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

なんだか、週末になると雨が降っているような気がする(笑
どんどんひっぱる、このC型慢性肝炎治療ガイドラインシリーズ。

今回はその他編で、肝硬変等の部分です。
ちょっと短くなる予定でーす。

まずは、C型代償性肝硬変にいたして、インターフェロン治療が認可になった関連で変更があります。
どんどん治る時代に近づいてきた。

IMG_8081.JPG

肝硬変でもインターフェロン治療の有効性が確認されたため、以下の記述が追加になりました。

A)治癒目的のIFN療法(C型肝硬変)
C型代償性肝硬変に対する治療法は治癒率を考慮して、Peg-IFNα+Ribavirin併用療法を選択することが望ましい。
Genotype1かつ高ウイルス量のC型代償性肝硬変症例へのPeg-IFN+Ribavirin併用療法の投与期間延長(72週間投与)の基準として、投与開始12週間後にHCV RNA量が前値の2 logIU/mL以下に低下するか、HCV RNAが陽性(Real time PCR法)で、36週までに陰性化した症例ではプラス24週(トータル72週間)に投与期間を延長する。



通常の治癒率を鑑みて、ペグリバの治療を選択する。通常の場合より治癒率が高くないので、投与期間も72週が基準。通常の場合は48週ですが、ウィルスの陰性化時期でトータル72週となります。この当たりは治療を行い、主治医と相談しながら、期間を決定することになります。いままの2剤療法と同じ考え方に近いですね。

IMG_8082.JPG

このスライドではB型肝炎の部分で変更がありますが、その他の部分はいままでと変わりません。治癒目的のインターフェロン治療で無効例の場合は、肝臓を守る目的でスミフェロン少量長期の治療選択することになります。自己注射が可能であれば在宅で注射。インターフェロンが使えない場合は、強力ミノファーゲンC、ウルソなどの肝庇護療法を選択することになります。

また、肝硬変になるとアルブミン値が下がりますので、分岐鎖アミノ酸製剤(BCAA)のリーバクトが処方されます。



最後が補足事項。

IMG_8083.JPG

3. 血小板値が5万以下のC型肝硬変では、IFNの治療効果を十分検討の上、脾摘手術あるいは脾動脈塞栓術を施行後IFN(Ribavirin併用を含む)治療を行なうことが可能である。

血小板値が下がりすぎると、インターフェロン治療ができないため、脾摘手術あるいは脾動脈塞栓術を行って、一時的に血小板値を上げる手術を行います。この場合、体への負担もあり、十分治療効果を考えて選択することになります。

インターフェロン治療は、肝臓が痛んでない(柔らかい)時期は効きやすいと云われますが、肝硬変になると効きにくくなり、治癒率が下がります。この辺は十分、経験豊富な肝臓の専門医と相談して治療を進めることになります。

申し訳ありません。Bは詳しくないので今回は飛ばします。
だいたい、オーバーオールで平成24年のC型慢性肝炎治療ガイドラインの紹介をしてきました。

手元にまだ解説できそうなスライドが残っているので、次回にでも、その2、その3の補足をちょこっと続けていこうと思います。

まだまだ続きますよ〜(まだ引っ張るのかぃ)



ひとまず


ちょこっと紹介をば。

3/11に講演会で勉強して、来ましたが、参加された方がレポートを上げています。
難しい話でしたが、とても勉強になりますので、紹介させていただきます。

yokobueのブログ - Yahoo!ブログ

yokobueさん


患者会の勉強会3月11日 - のっぱら スズメ - Yahoo!ブログ

すずめさん


溝上先生の講演会:ひでほのブログ:So-netブログ

ひでほさん


3/11の溝上先生の講演会の報告です〜♪ - HCV(C型肝炎ウイルス)との闘い♪ - Yahoo!ブログ

akioさん


みなさん、忙しい中まとめてくれてありがとう。

(おぢさんは、がっちり手抜き、講演会は・・・・、前後のコーヒー&ケーキの記憶しかありません(。_゜☆\ )

久しぶりの今日の鉄。

今日の鉄、バッチリとんかつ屋も入ったよ
今日の鉄、バッチリとんかつ屋も入ったよ Photo by cxq02002

こっちは某所からのいただきもの。 送り先が違うような気がするけど気にしな〜ぃ。

頂き物でした。ありがとうございます
頂き物でした。ありがとうございます Photo by cxq02002

コーヒーとチョコで幸せでした。
甘いもの食べ過ぎ〜ってどこから声が聞こえますが、空耳でしょう(苦笑


さて、明日はまた祝日でお休み。
さて、そろそろ、掃除の神様が降臨しそうな予感がするんだけど・・・
ぼちぼち、がんばりませう。

posted by ばんばん at 15:39 | Comment(16) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年03月16日

平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されたのでちょっと紹介してみるよ(その3、再治療編)


20110104 Denpark 1 (Waterdrop) / BONGURI

さて初回治療が終わったところで、今回は再治療のガイドラインを紹介しましょう。
初回治療は、補足資料が集まりつつあるので、再度補足を次回にでも再度紹介します。

ぞくぞくとここのコメントにも春から始めすという報告が入っています。2月末で全国1000症例という話もお聞きしました。
もう少し、ゆっくりしたペースで始まると考えていましたが、どんどん3剤併用療法がはじまっているようです。
(どんどん、治る人が沢山いるといいなぁ)

それでは、続きをたんたんと、1枚目のスライドから

 IMG_8062.JPG

補足はありません。

凄く治る確率が高いんだから、とっと治療しやがれ・・・



てな訳にはいきません。後ろに沢山補足事項が展開されます。
大きく変ったのは、ウィルス量に多い、少ないにかかわらず、Genotype1ではテラビックを用いた3剤併用療法が基本となります。

Genotype2では、初回が24週だったものが、少し治療期間が延びて36週が基本となります。
お薬は

・ペグイントロン+レベトール(1)
・ペガシス+コペガス
・フェロン+レベトール(2)

の3種類の組み合わせになります。この部分は肝臓の専門医が症例などに合わせて選択するのであまり気にする必要はないと思います。
でも、基本は日本では(1)のペグレベ組み合わせが多いと思います。(1)が使えないうつ症状などが心配な場合は(2)の選択肢になると思います。、

では、補足を見ていきましょう。

IMG_8063.JPG

再治療例でも、大きく3つに分けることが出来ます。(書いてある文章を良く読まないといけないのですが)

(1) 前回再燃例(一度ウィルスがケンシュツセズになったが、途中/終わってからウィルスがまた検出されてしまった方)
(2) 前回無効例(一度もウィルスが消えることがなかった、HCV RNA量が前値の2logIU/mL以上に減少した、パーシャルレスポンダー)
(3) 前回無効例(一度もウィルスが消えることがなかった、HCV RNA量が前値の2logIU/mL未満に減少しなかった、ヌルレスポンダー)

簡単にいうと、

・1度でも検出せずになった方
・2log以上減少した方
・減少量が2log未満の方

となります。

テラプレビルを用いた3剤併用治療において、再治療の方は、前回の治療成績によって大きく治療方法が変ります。
分る方は、治療成績をみて、これからの話を聞いてください。

この消えたというのがちょっと問題です。
1.2log未満という表示でとまった方は、この例に当りません(2)になりますので、注意をしてください。お医者さんによっては、この時点でウィスルが消えたよっと患者さんにいってします場合があり、これをそのままそう捕らえてしまうと問題になります。この1.2log未満というのは、いま測定する方法で測定限界値以下になったというだけで、痕跡が残っている状態です。

また、過去にウィルスの測定方法が変ってウィルス測定の感度が上がっています(logで表示されるようになった)ので、前の測定方法で消えたと判定された方も、じつは(2)に入る方いると思います。この当たりは、前回治療を行った先生、病院に行ってきちんと調べることをお勧めします。

ちょっと前提が長くなりましたが、まずはじめは、(1)の一度でも消えた方、

1. Genotype1 でINF療法(Peg製剤、Ribavirinとの併用含む)再燃例への再投与は、Peg-IFN2ab+Ribavirin+Telaprevir3剤併用療法の24週間(T12/PR24)の治療効果が極めて高い(治癒率88%)ことから、T12/PR24の投与を基本とする。

正式に公開されるときは、この治癒率(先のフェーズ3の治験結果、治癒率88%)の数字なくなる化もしれませんが、非常に効果が高いので(だまって)テラビックを用いた3剤併用療法をしましょうということになります。

次の(2)のウィルスは消えなかったけど2log以上消えた方

2. Genotype1 でINF療法(Peg製剤、Ribavirinとの併用含む)無効例への再投与は、前治療で12週後にHCV RNA量が前値の2logIU/mL以下に低減した症例にはホスト側因子を考慮して3剤併用治療の治療期間を48週間(T12/PR48)にすることも選択肢のひとつである。

ホスト側の因子を加味してとありますので、人側因子であるIL28Bの検査結果をみて、選択肢の一つであると表記されています。

はじめの治験結果の紹介で、前回無効例の成績が34.4%でしたから、あまり高くないことが伺われます。実は、この治った人を分析すると、人側に遺伝子がTTつまり聞きやすい人だったことが判明しているそうです。そのため、上記のような人側の因子を調べて、治療を決定しなさいとガイドラインが表記されています。

しかも、通常のT12/PR24ではなく、T12/PR48と表記されているところにも注意が必要です。24週、半年ではなかなか治らないそうで、+24週延長をして1年にすると、この34.4%の治癒率が50%まで上昇データがあるそうです。前回、無効例の方でも、人の遺伝子がINFが効きやすく、治療期間を48週まで延長すれば約半数の人が治る確率があります。

次が(3)の方で、ウィルス量が2log以上下がらなかった方

しかし、前治療で12週後にHCV RNA量が前値の2logIU/mL以下に低下しなかった症例ではPeg-IFN2ab+Ribavirin+Telaprevir3剤併用療法の効果が低いことから次世代治療を待つことが望ましい。

残念ながら、フェーズ3の治験に置いて、前回無効例で2log以上ウィルスが下がらなかった方で、今回の3剤併用療法を行って治った方はいなかったそうです。このため、今回の3剤併用療法はほとんど治る確率がないので、次の治療方法を待つことになると表記されています。

スライドの項番。、3、4、5は初回治療と同様の考え方なので省略しますね。



次のスライドは、今治療を行っている人に再治療ガイドラインです

IMG_8064.JPG

1. Genotype1・高ウイルス量症例でINF再燃・無効例への再投与は、IFN(αまたはβ) +Ribavirin併用療法で治療後12週以内にHCV RNAが陰性化している症例は48週間投与を完遂することが、治療の基本である。また、治療期間、HCV RNAの陰性化状況に応じてTelaprevirを含む3剤併用療法への切替も選択肢のひとつである。

2. Genotype1・高ウイルス量症例でINF再燃・無効例への再投与は、IFN(αまたはβ) +Ribavirin併用療法で治療後13週以降にHCV RNAが陰性化している症例、あるいはHCV RNAが陰性化していない症例は副作用を考慮してTelaprevirを含む3剤併用療法への切替も選択肢のひとつである。

なんだか同じような記述が並んでいますが、まとめると

・12週までに陰性化していれば、そのまま治療を続ける(基本)
・それでも、始めたばかりで治療期間が短くなるなら3剤併用療法に切り替えてもいいよ(オプション)
・13週以降に陰性化している例、13週たっても陰性化していない例は3剤併用治療に置換えてもいいよ

通常は、12週以降にウイルスが陰性化すると、いままでの2剤併用療法で72週の延長治療になります。
全体の治療期間を短くする上でも切り替えを検討した方がいいと思います。
この判断は、肝臓の専門医行います。強い薬を使う分副作用が強くでる場合がありますので、十分、いまの主治医と相談して今後の治療方針を決めてください。


ふう


やっと、前半の大きな山が終わりました。もう少し続けますよ〜

C型慢性肝炎に対する再治療ガイドラインは前年度と変更はありません。
(発がん予防系は、きっとakioさんあたりが解説をしてくれるはず・・・他力本願)

IMG_8065.JPG 

次は全体的なガイドライン。いつウィルスたたく本格治療をやるかという部分です。

IMG_8066.JPG

よく、先生からC型肝炎だと云われました。でも血液検査の結果は正常値だから治療をやった方がいいんでしょうか?みたいは質問を講演会や、インターネットの質問サイトで聞いたり、見たりしますが、C型肝炎ウィルスをお持ちの方と、正常な方の正常はことなります。通常ALTなんかだと医療機関よってことなりますが、41IU/Lあたりまで正常値という表現をされている所がありますが、これは正常な方です。

このスライドの通り、C型慢性肝炎の方は、ガイドライン的にいうと30までが治療基準です。31以上になった場合は、治療を進められますし、30以下でも血小板が15万単位より少なくなれば、治療を始めるガイドラインになります。

ぜひ、血液検査の結果がよいからといって、治療やらないのではなく、定期的に肝臓の専門医を受診して、今後の方針を決めることをお勧めします。ガイドラインでは2〜4ヵ月に1度の受診と表記があります。

私の場合は、だいたい2ヵ月に一度の受診と、半年に1度の腹部エコー、1〜2年に一度にCT又はMRI検査というスケジュールになっています。


最後は治療中止のガイドラインになります。
(もう少し、読む方も疲れますよね)

IMG_8067.JPG

1. Peg-IFNα2b+Ribavirin+Telaprevir3剤併用療法の場合治療開始12週後にHCV RNAが陰性化しない症例は治療を中止する。また、治療期間中にHCV RNAがBreakthrough(2回連続してHCV RNAの最低値から2logIU/mLを超えて増加)した場合は治療を中止する。

黄色い部分は新しく追加になった3剤併用療法の記述です。いままでの中止基準は36週までに陰性化しなかった場合ですから、この基準が早まったと云えます。通常のINFが効きやすい方は4〜8週でほぼ陰性化するそうです。12週となるとそれに余裕をもった期間になっているようです。

治療を始めた方は、この陰性化する時期をきちんと把握しておくといいと思います。病院、肝臓の専門医によっては、3剤併用療法で、4週で陰性化しなかった場合は、後ろの2剤のペグリバの期間を24週から48週にするとしているところもあるようです。

テラビックの効き目はものすごく、48時間程度で2log程度(ウイルス量が1/1000)に達する例もあるそうです。早期に陰性化しない場合は延長、または中止を考えるという基準になります。これはあくまでもガイドラインなので、肝臓の専門医のさじ加減(豊富な症例の経験)によって変る場合もあります。

治療をする上で、仕事などをお持ちの方は、治療期間が大きな意味をもつ場合もあると思いますので、最悪の場合を想定して予定を組む必要があるかもしれません。

なが〜ぃですが、やっと再治療のガイドラインの紹介が終了。

前回同様、ちょっとばんばん的まとめをしまする。

0.(可能なら←ぜひがんばって)遺伝子検査をしましょう人側の因子、ウイルス側の因子を加味して治療方法を決定しましょう。
1.再治療の場合は、前回治療の結果を把握することが重要。
2.再燃例の場合は、諸条件を加味して治癒する確率が高いので3剤併用療法で治療を行いましょう。
3.前回無効例で、2log以上ウイルス量が減少した人は、0.の結果をみて、治療するかどうかを決定しましょう。
4.前回治療で、ウイルス量の減少2log未満だった方は、当面肝庇護療法に移行して、肝臓をいたわり次の新しい治療法を待ちましょう
5.血液検査の結果が良いからと自分で判断せず、ぜひ専門医を定期的に受診し、現状を把握しこれからの治療方法を決定しましょう。

いずれにせよ、テラビックは大変効果が高い薬ですが、副作用もあるお薬です。
疑問がある場合は、肝臓の専門医にきちんと相談して治療方法を決定しましょう。



ひとまず(力尽きた orz)

3/3のバレンタインに頂き物。おいしかった
3/3のバレンタインに頂き物。おいしかった Photo by cxq02002

3/3には内容が濃すぎて、完全に消化不良。その後また講演会で orz
いい香りがして、おもわず会場でmgmg食べました。

肉そば@南天本店(椎名町)
肉そば@南天本店(椎名町) Photo by cxq02002

相変わらず、ラーメンではなくて蕎麦。
かなりB級だけど、これがまたうんまいぞ〜

やっと金曜日、今週はちょっと治療をしたのでへろへろ状態。
週末は雨模様なので、お家でゆっくり調べ物でもしようかなあ。

posted by ばんばん at 12:53 | Comment(6) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年03月12日

平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されたのでちょっと紹介してみるよ(その2、初回治療編)


春天到了 桜と蝶 3528s / **jpg

ちょっと、いろいろのノートがてんこ盛りになって、消化不良中ですが、
先週から始めた、平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインの紹介を続けます。
(このスライドは速報ベースで、たぶん5月か6月頃に正式なガイドラインが発表になると思われます。去年も追記や文言の変更があったので、正式版は変るかもしれません)

某所から、前回の記事あれで辞めるなと・・・怒られちゃいました(苦笑

さて、どんどこ紹介していきまする。
(本来、一患者が紹介するもんじゃないんだけど・・・とはわかりつつも)

IMG_8058.JPG

大きく変ったのは、H23年度のものは、プロテアーゼ阻害剤XXXと断りが入っていたのが外れました。
Genotype1の高ウィルス量の方は、標準でペグイントロン+リバビリン(24週間)+テラプレビル(テラビック)12週となりました。
その他は、変更なしでH23年度のものと変更がありません。

よく、表記でT12/PR24と表記されたりします。T:テラビック、P:ペグイントロン、R:リバビリンの頭文字で、後ろの数字が何週間やるかを表しています。ペグリバはPR48とかPR72とか表記します。

以前、治療費助成の話をしましたが、そのときに、初回治療で、低ウィルス量の方は、助成から外れるようなフローチャートがあったと思いますが、たぶんそれは、このガイドラインの草案をものに作成されたものと考えられます。この初回治療のガイドラインでも、低ウイルス量の方は、プロテアーゼ阻害剤を使わず、通常のペグリバ48週で治療を行うことが標準であると表記されています。(※1)

※1 各県で助成への対応がことなるとの話も聞きます。助成については、各県の保健所などの問い合わせてください。治療費の助成などは全国一律でやって欲しいのに、各県で対応が違うのは地域格差であまりよろしくないと思うんだけどなあ。

今回初めて治療を行う方は、自分のウィルスのタイプ、ウィルス量を確認の上、どんな治療を行うことになるか確認することお勧めします。



ちょっと細かい補足(大きな変更があった分)の色が黄色い部分を見ていきましょう。

★Genotype1・高ウィルス量症例では、治療効果に寄与するホスト側の因子であるIL28Bの遺伝子及びウィルス側の因子である遺伝子変異(ISDR、Core領域aa70)等を参考にして、治療の開始を決定するのが望ましい。
★年齢、Hb値、性別を考慮して、Telaprevirを含む3者併用療法を行うことが困難と予測される場合は、IFN+Ribavirin併用療法を選択する。
★Genotype1,2ともうつ病・うつ状態などの副作用の出現が予測される症例、高齢者などの副作用出現のIFNβ+Ribavirin併用療法を選択することが望ましい。

前回、テラビックのフェーズ3の治験結果を照会したと思いますが、その中で人側の因子とウイルス側の因子で治療成績が異なると紹介しましたが、やはり再燃例の方とは異なって、初回治療の例では、人側の因子であるIL28Bの遺伝子とウイルス側の変異(簡単にいうと変形状態)を調べてからやるのが望ましいとなっています。


必須ではないんですが、これを調べることにより治療成績の予測が可能になりますし、両方の因子が悪い場合は、今回の治療を待って、次回の新しい薬を待つという選択肢も生まれます。



ここで問題となるのは、この人側の遺伝子とウィルス側の遺伝子の検査ができる施設が非常に少ないという問題があります。両方共、高度先進医療の領域で、なかなか一般の病院ではできません。せめて、人側の因子が簡単に検査できるキットなどが開発されるともう少し数が増えると思いますが・・・

いまは、この当たりを見ていただければ、現在検査ができる病院が分ると思います。

過去記事:C型肝炎治療の”あかるい”肝炎生活: IL-28Bの検査ができる病院がちょっと分かったから、紹介しておきます



それから、テラビックを用いた3剤療法の場合は、ペグリバよりもより貧血になりやすく、治療中止になる確率が高くなるため、年齢、Hb値、性別を調べて、今回の治療ができない場合は、いままでのペグリバの治療を行いましょうという注意書きになります。

最後の項目は、INFαを使うと、副作用でうつ症状が出やすくなるので、そのような兆候がある場合には、今までのペグリバを選択するなります。(私の場合はもしやることになると、INFαで治療をするとうつ症状がでるので、INFβが基本になります)


 

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まだまだ続きます。細かいですが、どんどん続けますよ〜
一番目は貧血の話ですね。先のスライドで、年齢、性別、Hb値(ヘモグロビン値)を参考にして薬を減量するとありましたが、それの補足になります。
いままでの赤血球の減少より、▲1ぐらいは下がりますので、治療中止にならないようにコントロールする必要があります。どのように減量するかは次のスライドで説明します。

2番目は、テラビックを用いたC型慢性肝炎治療では、皮膚障害が出やすくなりますので、その話があります。

2.Peg-IFN+Ribavirin+Telaprevir3剤併用療法では、Stevens-Johnson症候群、薬剤性過敏症症候群等の重篤な皮膚障害が発現するおそれがあることから皮膚科医との連携のもとで使用し、これら重篤な皮膚障害の発現した場合には3剤すべてを直ちに中止する。なお、皮膚症状発現時は早期に適切な処置を行い、皮膚科医との連携のもとでリスク&ベネフィットの関連から治療方針を決定し必要に応じて経口ステロイド剤等の投与も考慮する。

以前から、皮膚科との連携が必要といわれていたので、ガイドラインに明確に盛り込まれています。
私が聞いた話では、皮膚症状が出る場合は、2〜3日ぐらいで初期症状が現われ、一番ひどくなるのが6〜8週ぐらいだそうです。


2/25の虎の門病院の公開講座でも鈴木先生が話されていましたが、皮膚障害が出た場合には、すぐに病院に連絡してくれとのことでした。一度掻き始めるとどんどんひどくなるようです。その前に薬の処方を行い、そうならないようにすることが非常に重要だと話されていました。今から治療を行う方は、この皮膚障害の対処方法について、主治医と相談して置くことをお勧めします。けっして我慢しないようにお願いします。

3つ目は、尿酸値など腎臓障害の症例がでる場合あるので、それに対して薬を処方しなさいということで、この当たりは毎回の血液検査の数値を見て肝臓の専門医が判断するので、キチンを薬を飲みましょう。 




 次は前にあった、年齢、性別、Hb値でお薬の調整をしないさいという注釈があったと思いますが、その目安を表した表になります。

IMG_8060.JPG

初期のHb(ヘモグロビン)値によって、リバビリン、テラビックを減量して始めることになります。
例えば、女性の方でHb値が13.0-14.0未満の場合は、両方とも減量して始めることになります。

お薬の減量の量は、リバビリンが1錠、テラビックが1錠です。
(通常、テラビックは750mgを3回服用しますが、1錠減になると朝晩の2回になりますから、このあたりも管理が楽になりますよね) 

初期のHb値が12未満では、テラビックを用いた治療は基本できないことになりますから、はじめの方のスライドで、通常のペグリバ48週間を選択しないさいとありましたが、この例があたります。
最後に補足があって、専門医が判断して決定しないさいとありますから、症例を多く取り扱った病院、さじ加減できる肝臓の専門医の方が安心して治療できると思います。


薬の量を減量して、治療効果が変らないか心配になりますが、

これは、虎の門病院で行った例では、通常量、減量で有意な差が見られなかったと紹介されていましたので安心していいと思います。
(まあ、2250mgってのが、アメリカ人の標準体重80kgから割り出された値なので、日本人の標準体重60kgと比較してもかなり多かったと言えると思います)

虎の門病院では、高齢者65歳以上では、両方のお薬を減量して多数治療を始めているそうです。
今年の治療結果を見て、来年度は、もしかするとこの減量した量が標準量になるかもしれませんね。



やっと初回治療の最後のスライドで〜す〜

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1.IL28Bの遺伝子rs8099917がTTの症例は、 Telaprevirを含む3剤併用療法の治療効果が高いことから3剤併用治療が治療の基本である。
2.IL28Bの遺伝子rs8099917がTG、GGで、ISDRがWild(0-1)、Core aa70がmutantの症例は、IFN+Ribavirin併用療法での治療効果が低いことからTelaprevirを含む3剤併用治療の行うのも選択肢のひとつである。

ちょっとわかりにくい書き方をしていますが、IL28Bを検査してTT(治り易い)なったひとは非常に治療効果が高いのでテラビックを用いた3剤併用治療を行ましょう。次の文章は、治り難い因子をもつ場合は選択肢のひとつであるとありますので、 選択肢のひ・と・つですから、やってもいいし、違う方法を選ぶ(次を待つ)というのも有りだと読めばいいのだと思います。

ふう、疲れた。ながーぃよ(苦笑

ちょっとばんばん的まとめをやります。
(初回例で変更があったGenotype1・高ウィルス量症の部分だけね)

1.まずは(できるなら←ものすごくがんばっても)治療に当って人側の因子、ウィルス側の因子の検査をしましょう。

2.人側の因子が治り易い場合は、治療成績が非常に良いので諸条件を考えてテラビックを用いた3剤併用療法をやりましょう。

3.薬の量は年齢、性別、Hb(ヘモグロビン)値で変ります。治療効果に差はほどんどありません。

4.始めた時には、特に皮膚障害に注意をしましょう。なにかあればすぐに病院に電話をする。

5.テラビックを使えない場合(Hb量やもろもろの条件)では、今までのPR48を選択する。
(ここで待てるなら、次の薬を待つという選択もあり←十分、肝臓の専門医と相談してください

6. 1.の検査結果から人側の因子が治り難い、ウイルス側の因子が治り難い場合は、十分に考慮して、治療を決定しましょう。
(ここで待てるなら、次の薬を待つという選択もあり←十分、肝臓の専門医と相談してください

今回のテラビックを用いた3剤併用療法では、肝臓の専門医のいる特定の病院(皮膚科との連携が必要)と高度なため、治療可能な病院が全国的にも限られます。また、症状によって、薬の減量などいままのでペグリバと比較すると、お医者さんの技量が高いというか経験豊専門医でないと治療ができません。

難しい治療ですが、ぜひ治り易い因子を持つ患者さんの場合は、この治療をやるのがいいと思います。

ぜひ、いま治療を行っている主治医、肝臓の専門医に相談してみてください。

でも、私のように、治り難い因子をもつ、INFが使い難い患者さん(高齢者)は、次の副作用の少ない薬を待つというのも選択肢のひとです。

ひとまず。
次回は前回再燃例編の予定でやんす。

昨日は、武蔵野の地へ講演会のお勉強しに行ってきました。
この記事は、つぎのつぎのつぎの・・・・・・・・(。_゜☆\

うま〜、うど〜ん
うま〜、うど〜ん Photo by cxq02002

お昼は、うどんとそばの合い盛りで(このへん
まわりの方々は、洗面器ぐらいの野菜てんこ盛りのうどんをぱくぱく食べてました(すご〜(@@;

 

また月曜日。さて、今週もがんばりまする。

posted by ばんばん at 17:14 | Comment(7) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年03月09日

平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されたのでちょっと紹介してみるよ(その1)


The Boat Racing in Kiryu Japan / 246-You

ちょっと先日、お勉強してきたので、新しいガイドラインを紹介してみましょう。
(長丁場になるので、数回に分けて説明していきます。お暇ならお付き合いください)

3月3日のひな祭りの日に、笹川記念館で厚生労働科学研究費肝炎等克服緊急対策研究 公開報告会が開催されました。

財団法人 ウイルス肝炎研究財団/財団事業/公開報告会

春の祭典(笑)

ここは、毎年結構な分量の最新の発表があるので、とても為になります。(昨年の記事はこちら

さっそく、全体の記事はakioさんのところで紹介されているので、そちらを参考にしてください。

3/3 肝炎対策研究班のH23年度公開報告会〜♪ - HCV(C型肝炎ウイルス)との闘い♪ - Yahoo!ブログ

参考になります。いつもありがとうございます。


午後はとてもむずかしくて、素人には難しすぎますが、午前中はB型、C型の最新治療の話が聞けますので、来年もお時間のある方はどんぞ。
(ランチしませう会も随時開催中)


午後の部、虎の門病院の熊田先生から平平成24年B型C型慢性肝炎・肝硬変治療のガイドラインが発表されました。
スライドをデジタルカメラでえぃと撮影してきたので、それを用い紹介します。

B型は詳しくないので割愛させていただき、C型のわかる部分だけ、簡単に見ていきましょう。
(全てのスライドはクリックすると大きくなりますが、多少ぼけている部分もありますので、ご了承ください)

IMG_8053.JPG

まずは、ここでも何度も紹介していますが、先のテラビックのフェーズ3の治験の結果のおさらいから。

Peg-INF+Ribavirin+Telaprevir3者併用治療の全国成績(初回治療例) 

IMG_8054.JPG

初回治療例で治癒率(SVR)が73%となります。今までのPeg-INF+Ribavirinが49.2%ですから約2割強の改善となります。
これだけでも凄いですが、

前回再燃された患者さんの治癒率がもっと凄ぃ

IMG_8055.JPG

スライドの通り、88.1%と初回治療例を大幅に上回る成績で、約9割とほど。ほとんど治るじゃんといってもおかしくない数字になります。


この初回治療よりも、前回再燃例の方が、治療成績がいいというのは、なぜかと毎回考えています。
たぶんですが(私見)、初回治療例の方の中には、潜在的に前回無効例の方が含まれることになり、この辺が成績をさげるのかなと推測していますが(違うかな〜)。

ちょっと問題なのが、前回無効例の方。34.4%と約3割して治癒しません。

ここでいう前回無効例の定義は前回ウィルス量が2log以上減少しなかった患者さんになります。
例えば、治療前、7logだった。これが途中成績で5log未満にならないと、前回無効例という判断になります。
(まだ、悲観する必要はなく、標準治療のインターフェロン+リバビリン24週間を48週まで延長するとこの成績が上昇するという報告もあります。これはまた今度にスライドで紹介します)



次に、この治療成績を、宿子側(人間側)の因子と(IL-28B:インターフェロン治療の感受性調べる遺伝子)、ウィルス側の因子(ウィルス側のコア領域と呼ばれる部分の70番目の遺伝子の変異具合)から分析してみると

IMG_8056.JPG

人側の因子が治り易い場合(TT)は、92%と100%とほほ、治療を行った患者さんの大部分が治癒しますが、人側が悪くなる(TG、GG)と、それぞれ64%、21%とだんだんと治癒率が悪化します。

ちょっと表にまとめると以下の様になります。

ウイルス側の因子 Core70番
治り易い(Core70が野生型) 治り難い(Core70が変異)
人側の因子 治り易い(TT)

92%

100%

IL-28B 治り難い(TT,TG)

64%

21%




ざっくりというと、
前回再燃例の患者さんは、可能な限り(条件がそろえば)、テラビックを含む3剤併用治療を行えば治る見込みがある。

初回治療例の患者さんは、出来るならIL-28Bを調べて、人側の遺伝子が治り易いTT分類されるされる方は、治る確率が高い。そうでない場合は、ウイルス側の遺伝子を調べてコア領域70が野生型(そのままの状態である)の場合は、治療をすれば約半数の方が治癒する見込みがあるということになります。

前回無効例の方は、テラビックを用いた3剤併用治療では治らない可能性が高いので、次の薬に期待をつなぐため、肝庇護療法で肝臓をいたわる治療を続ける(あくまでも待つ時間が許せるなら)。

9割強の治癒率で治療に望むのと、5割で望むのでは患者自身のこころ構えが変りますし、次の新しい副作用の少ない薬も開発されていますので、ここまいったん待とうかという判断もできます。

てなわけでここいらで、力が尽きる orz


本日はここまで (。_゜☆\ 肝心な所が抜けているよ〜

次回は初回治療例のスライドを見ていきますよ(←がんばれ俺) 



(注意)
正式なものは、社団法人 日本肝臓学会[The Japan Society of Hepatology] のホームページ等で公開されると思いますので、そちらをご覧ください。
(なぜかしら、いつのまにかH23年度のものは見られなくなっていますが・・・)



暖かくなったり、寒くなったり、だんだんと春になりますが

ここの桜はまだまだ
ここの桜はまだまだ Photo by cxq02002

通勤途中の櫻のつぼみはまだ堅いまま。
その割に、花粉はどんどんでるわ(T_T) 寒暖の差は激しいわ。
体がついてきませぬ。

三田で、ランチたべませう会
三田で、ランチたべませう会 Photo by cxq02002

三田では、ちょっとお昼は休憩モードでお寿司でランチなぞを。
まっ、値段は回るお寿司やさんと同じぐらいで(苦笑


ああ、なんだか筆が重い(サボってるだけなんですけどね〜)

posted by ばんばん at 12:41 | Comment(4) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年02月16日

東京肝臓友の会人に会ったから、テラビックを用いた3剤併用治療が何処でできるかのか聞いてみたよ


涙 / yoshimov

注射って泣いちゃいますよね。子供の頃、泣いてました。
大人になって、スミフェロンの自己注射をしたときも、つらくて泣いてたかな(苦笑


この頃、ちょっと患者会のお仕事をお手伝いしている関係もあって、東京肝臓友の会の人とお会いしました。
そこで、

テラビックを用いた3剤併用治療ができる病院がネットを検索してもどこにもないんだよ〜

って話をしたら、実はあるんですよって、1月末時点の東京都でテラビックができる病院のリストを見てていただけました。
なにやら行政からいただいた資料で、複写厳禁なんだそうな。

いくつか、目についた病院だけ紹介しておきます。

・虎の門病院、分院、国際医療センター、順天堂大学練馬病院、武蔵野赤十字病院・・・

わたしの見たリストで40病院ぐらいで、そのうち処方がはじまったのが10病院ぐらいでした。
これからどんどん増えるらしい。患者会の方はこの倍ぐらいになるとの見込みでした。



いままでの2剤併用治療は、肝臓のお医者さんがいれば、たいていの病院で治療ができましたが、
今回のテラビックは病院の数はそれほど多くないようです。
(認可時、各県で1〜2病院?なんて話もありましたが、そこまでは少なく無かったようです)

そんなに隠さなくてもいいじゃないと思うのですが、どうやら出元は製薬会社らしい。
製薬会社のサイトでも、掲載はまだされていません。

きっと、もう少し安定したら、肝炎情報センター あたりにテラビックができる病院のリストぐらいは掲載されると思います。(きっとね)



今回のプロテアーゼ阻害剤のテラビックは、認可条件に全症例追跡というやっかいな条件がついています。
簡単にいうと、治療を行った方を全員追っかけて、そのデータを保存しないさいと云う奴ですね。
これに従い、治療を行う病院が製薬会社との契約を結ばないと、お薬を卸して貰うことができません。

テラビックが結構副作用が強い薬なのでこんな条件がついたのだと思いまが・・・

どのぐらいの症例を追跡するのかと思いきや3000例/2年ぐらいが目標だそうです。
むーん、多いのか少ないのか分りませんが・・・

C型肝炎の患者さんが350万人と云われている中、私自身は少し少ない数字だと思います。
2年で3000人しか治療しないのかいなと云う感覚です。インターフェロンの併用治療だからかなあ。
聞き間違いだといいけど、副作用もあるけど効果が高い薬だから、治る人に早く治って欲しいと思います。


お上というか、東京都は治療の助成をする関係で、テラビックができる病院の情報を持っているそうですが、いまのところ公に公表するつもりがないそうです。

むーん、どこかでちゃんとはやく、取り纏めろよ〜


じゃ、東京で、いまどこの病院で出来るのかを調べたいと思ったら東京肝臓友の会なら電話で答えてくれそうです。

東京肝臓友の会:肝臓病相談事業:会報「肝臓のひろば」発行:肝臓病無料健康相談:情報収集・肝臓病に関する調査・研究・情報提供・啓発・支援:肝臓病に関わる差別・偏見・肝炎差別・就職差別・就職内定・登校拒否・診療拒否・内定取り消し・予防注射・薬害肝炎・輸血・血液製剤・薬害への対応

ここに電話で聞けばOKらしい!土曜日も電話相談やってるなんてめずらしいな。



他の地域は、まず県の保健所あたりか、患者会あたりに情報があるかもしれません。
まだ、かなりはじまったばかりで、クローズな情報なので見つけるのに苦労します。



ひとまず

バレンタイン、1年の長いインターフェロンの治療を終えた患者さんからいただきました。(逆なの)
ありがとうございます。 ばくばくあっという間にお腹の中へ(笑

昨日頂いた苺、ご馳走様
昨日頂いた苺、ご馳走様 Photo by cxq02002



寒空をふと上げれば、こんなものが

まだ小さく固いけど、桜の蕾に会いました。春の日は遠ひ
まだ小さく固いけど、桜の蕾に会いました。春の日は遠ひ Photo by cxq02002

まだ、固い固い蕾でしたが、春が近づいている感じがね。
早く暖かくならないかなぁ

 

病気明けの春はまだ遠ひですな。
あと5年ぐらいか。遠ひ遠ひ・・・

posted by ばんばん at 12:22 | Comment(11) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年02月13日

BMSの経口2剤(BMS-790052とBMS-650032)のフェーズ3の治験が始まる場所が公開されましたので病院を想像してみる


Hospital do Suburbio / Fotos Gov/Ba

IFN治療ができない方、副作用の問題がある方、高齢の体力が心配な方が待っている夢(もしかすると、ほんとに夢のままで終わるかもしれない)経口2剤によるC型慢性肝炎治療。

通称のみのみの治験の場所の情報が記載されたと、影の方から情報をいただきましたので、どこの病院なのか早速考えてみます。
(みなさま、いろいろありがとうございます)

やっと、プロテアーゼ阻害剤のテラプレビルによる3剤併用のC型慢性肝炎の治療が認可されて、治療が各病院ではじまったばかりですが、その裏でちゃくちゃくと飲み薬だけで、C型慢性肝炎の治療ができるお薬の治験が進んでいます。

A Phase 3 Study in Combination With BMS-790052 and BMS-650032 in Japanese Hepatitis C Virus (HCV) Patients - Full Text View - ClinicalTrials.gov

通称:のみのみ!のフェーズ3の場所が決まったみたいです



今回のフェーズ3の治験は、BMS(ブリストル・マイヤーズ スクイブ)のお薬でBMS-790052とBMS-650032という、C型肝炎ウィスルが増殖するのに必要なタンパク質を阻害する阻害薬を組み合わせた、飲み薬だけで治療ができるかもしれないという夢の薬です。
昨年からフェーズ2の治験が始まり全国3カ所の病院で行われ、結果が良かったため、フェーズ3となり、全国の病院で治験が開始されるようです。

今回の募集は、このサイトからは200名と表記されているようです(数はもう少し増えるかも・・・) 

以前は、Japanだけで止まっていたのですが、場所が推定できな買ったのですが、今回は郵便番号等のロケーションが記載されました。

Not yet recruitingと表記されている病院がまだ募集をしていないところ、Recruitingが募集中です。資料がちょっと古いかもしれないので、すでに全ての病院で募集が開始されているかもしれません。

 郵便番号と住所から病院名を考えてみましょう。
(日本全国なの土地勘が無いぶん、病院を記述するかもしれません) 
 

項番 状態 Location 病院名(推測)
011 Not yet recruiting Nagoya Aichi Japan 466-8550 名古屋大学病院
003 Not yet recruiting Chiba-Shi Chiba Japan 千葉大学医学部附属病院
022 Recruiting Fukuoka-Shi Fukuoka Japan 810-0065 九州医療センター
020 Recruiting Kurume Fukuoka Japan 久留米大学病院
012 Recruiting Ogaki-Shi Gifu Japan 503-8502 大垣市民病院
018 Recruiting Hiroshima City Hiroshima Japan 734-0037 広島大学病院
001 Recruiting Sapporo-Shi Hokkaido Japan060-0033 札幌厚生病院
016 Not yet recruiting Amagasaki-Shi Hyogo Japan 660-0064 関西労災病院
009 Recruiting Kanazawa-Shi Ishikawa Japan920-8641 金沢大学病院
019 Not yet recruiting Takamatsu-City Kagawa Japan 香川県立中央病院
023 Not yet recruiting Kagoshima-Shi Kagoshima Japan 890-8520 鹿児島大学病院
008 Not yet recruiting Kawasaki-Shi Kanagawa Japan213-8587 虎の門病院分院
024 Not yet recruiting Sendai-Shi Miyagi Japan980-8574 東北大学病院
017 Recruiting Okayama-Shi Okayama Japan 700-0082 岡山大学病院
021 Not yet recruiting Osaka-Sayama City Osaka Japan 589-8511 近畿大学病院
015 Recruiting Osaka-Shi Osaka Japan 545-8586 大阪市立大病院
013 Recruiting Suita Osaka Japan564-0013 済生会吹田病院
014 Not yet recruiting Suita-Shi Osaka Japan 大阪大学医学部附属病院
002 Not yet recruiting Iruma-Gun Saitama Japan 350-0495 埼玉医大病院
005 Not yet recruiting Bunkyo-Ku Tokyo Japan113-8655 東京大学病院
007 Recruiting Minato-Ku Tokyo Japan 105-0001 虎の門病院
004 Not yet recruiting Musashino-Shi Tokyo Japan 180-0023 武蔵野赤十字病院
010 Not yet recruiting Chuo-Shi Yamanashi Japan 409-3898 山梨大学医学部付属病院
006 Not yet recruiting Tokyo Japan142 昭和大学病院



24拠点ですから、前回の3拠点と比較してかなり数が多くなっています。うれしいですね。
200名の募集ということなので、1拠点あたり8〜10名ぐらいの人数になると考えられます。
やはり、大手どころ、肝疾患診療連携拠点病院が多いような気がします。

わたしの身近な東京近郊だと、虎の門、虎の門分院、埼玉医大、東大病院、武蔵野赤十字、昭和大学といったところでしょうか?
対象は、前回無効例(ペグ+リバの2剤併用治療をやってウィルス量の減少が2log未満だった人。
いわいる、超難治例という方が対象です。もしかすると、このほかに病歴などのチェックがはいっているかもしれません。 


以前経験したんですけど、人気の治験(?)って、募集が始まる前から病院内で、患者の選定や内々で募集が始まっていたりします。
蓋をあけて、患者さんがぜんぜん居ませんでしたなんて、状態にならないように、病院も治験を行う製薬会社もキチンをデータが集まるような患者さんの選定を考えているようです。

いまからでは遅いかもしれませんが、現在通院されている方は、担当の主治医に聞いてみるといいかもしれませんよ〜。
私は、対象外です(T^T)

では治験がうまくいったとして、この経口2剤が世の中にでてくることを考える期間は・・・というと(これも想定)

24週の治療+経過観察期間24週。それから審査期間ですから通常(今回のテラビックの優先審査)を考えると+2年。
このフェーズ3の治験の結果がうまく行けば3年ぐらいでインターフェロンを使わない夢の治療が認可になるかもしれません。
(プロテアーゼ阻害剤のテラビックを推進した虎の門病院の熊田先生が世界1早い認可を目指すという噂もききますし、これよりも早くなるかもしれませんが・・・)

まあ、治験ですから、フェーズ2の時のような、肝臓の障害がでて途中で中止になると云う患者さんが多く発生すれば、この薬は表にでることはありません。

今回は、治験サイトから推定で病院名を想定していますので、間違っているかもしれません。
私が調べられるのはここまです。
通常、治験が始まっている病院では、治験を担当する部署に電話をすると募集状況を教えてくれたりします。興味のあるかたは、トライしてみるのもいいんじゃないでしょうか。


ひとまず

夢の話をしたので、もうひとつ夢の話を!

asahi.com(朝日新聞社):ヒトiPS細胞からつくった肝臓細胞、市販へ - サイエンス

これも又夢の人工肝臓の種!


iPS細胞ってすごいなあ。人間のプラントでたとえると霞ヶ関1つぐらいの処理設備になる肝臓のとになる肝臓細胞を合成するなんて。
人工肝臓とはいかないまでも、新薬の開発ではかかせない細胞。はやく日本でできるようになるといいと思います。

この週末は、煮豚つくったり、自転車で散歩したり。

煮豚制作中、ちょっと勿体なぃ肉やなぁ
煮豚制作中、ちょっと勿体なぃ肉やなぁ Photo by cxq02002


ちょっと立春を過ぎて暖かくなってきたような気がします。
でも、今晩は雪とか。
まだ、2月ですもんね。風邪を引かないようにしないとなぁ。

さて、月曜日、今週もがんばりませう。 

posted by ばんばん at 15:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | C型肝炎

2012年02月08日

3/11「B型C型慢性肝炎・肝硬変これからの治療について学ぶ」溝上雅史先生 に行きましょう


Meer-cat / GreyHobbit

一般有料ですが、ちょっと面白そうな講演会を見つけたので紹介しておきます。

お仲間のakioさん早すぎ(^^;

3/11の溝上先生の講演会「B型・C型慢性肝炎・肝硬変 これからの治療について学ぶ」のお知らせ〜♪ - HCV(C型肝炎ウイルス)との闘い♪ - Yahoo!ブログ

東京肝臓友の会のHPに、溝上先生の講演会のお知らせが載っていたので紹介しま〜す! ...


ご一緒しまする!(国分寺でランチしませう)

先週NHKデビューした国立国際医療研究センター 肝炎・免疫研究センター センター長 溝上雅史先生を招いた講演会が開催されるそうです。ちょっと、会員さん以外は有料になりますが、IL28B等の研究でトップを走る溝上先生なので、かなりおもしろいお話が聞けそうです。

NPO法人東京肝臓友の会主催 医療講演会

「B型C型慢性肝炎・肝硬変これからの治療について学ぶ」

講師:国立国際医療研究センター
肝炎・免疫研究センター センター長 溝上雅史先生

2012年3月11日(日)14時00分-16時
場所:国分寺駅ターミナルビル8F「国分寺Lホール

定員:200名
参加費:無料(東京肝臓友の会会員)
      有料 500円(非会員)

申込み:要
電話、はがき、FAXのいずれかで住所、氏名、電話番号、希望人数を明記の上、
「東京肝臓友の会」までお申込ください。

申込、お問い合わせは、東京肝臓友の会まで
NPO法人東京肝臓友の会
161-0033 東京都新宿区下落合3−14−26−1001
TEL 03-5982-2150
FAX 03-5982-2151

B型・C型慢性肝炎・肝硬変 これからの治療について学bu B型・C型慢性肝炎・肝硬変 これからの治療について学ぶチラシ裏

PDFはこちらからどうぞ!

出典:東京肝臓友の会(行事案内)

なにやら、第三世代の遺伝子のシーケンサーが今年新しくなる国府台病院に導入されるとお聞きしたので、B型、C型肝炎の治癒因子の話が出てくるかもしれません。最新の治療方法を知りたい方はとてもいい機会だと思います。

(妄想中:もしかするとB型肝炎のDNAへの結合をブックする話とか、いま国府台病院で行っている第2世代のプロテアーゼ阻害剤のTMC435Cの治験の話とか、C型肝炎ウィルスと糖鎖の話とかが聞けないかなぁ)

ちょっと面倒ですが、電話かFAXで申込が必要です。 会場が広いのでいっぱいになる恐れはないと思いますが、行きたい方はさくっと申込をしておきましょう。



いつもの通り、お昼はランチしませう会(←そんな名前でいいのんかぃ)を開催します。
おいらも、あたしも国分寺でランチがしたいわいという酔狂 (。_゜☆\ バキッ な方はコメント欄でもメールでもご連絡ください。

さて、カレーじゃなくてこんどは何にしようず。

ひとまず






もう一つ講演会というか、財団法人 ウイルス肝炎研究財団主催の公開報告会が開催されます。
これがもの凄いメンバーで、ここ数年毎年時間を作って参加しています。

午後からはとても難しくて、頭が飽和しますが、午前中はこれまたB型肝炎(四柳先生)、C型肝炎(熊田先生)の最新治療の報告を聞くことができますので、これもお勧めの講演会です。 

厚生労働科学研究費肝炎等克服緊急対策研究 公開報告会

ことしも行くぜ!


やっと水曜日。先週は家族3人がインフルエンザにやられててんてこ舞い。
今週はこっちにきそうなのを手洗い、うがいでなんとか防御中。

今日の甘味。上野駅限定、餡屋ひよ子 ひなの焼き
今日の甘味。上野駅限定、餡屋ひよ子 ひなの焼き Photo by cxq02002

やっぱり甘い物はいいですなぁ〜

某、野菜のおばさんもSVRとな。
また一人卒業だ。とっとみんな卒業しやがれだ(苦笑


 

posted by ばんばん at 15:00 | Comment(9) | TrackBack(0) | C型肝炎