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2012年01月21日

速報:5/12(土) 川西輝明先生の ”肝臓医療講演と歌の集い in 東京” 決定


Passover seder / Aleksey Dashevsky

速報が入りました。ちょっと先になりますが、お時間が許す方はスケジュールの確保をお願いします。
(おや、本家よりも早く書いてよかったんかいな)

昨年同様、旭川動物園からシロクマが本州に脱走してくるそうです。\バキ(違う違う)


北海道のシロクマ先生こと川西輝明医師の東京講演会のスケジュールが決まりました。
(シロクマを捕獲して、東京のうまいものを食わす会は別途企画しまする。苦笑)

肝臓医療講演と歌の集い in 東京

5月12日土 午後1時から3時 講演会と歌の集い、
午後3時すぎから6時くらいまで 交流会 別会場にて
東京駅八重洲中央口より徒歩3分
〒103-0027 東京都中央区 日本橋3-4-13 新第一ビル901会議室

プログラム 各地同様です。
午後0時40分開場
はじめに 午後1時 患者団体と支援者から

第一部 午後1時10分 肝臓医療講演
 演題 肝炎治療はこう変わる!?
      患者さんと探し続けるB型、C型肝炎の治療法
 講師 肝がん検診団 団長
     札幌緑愛病院 肝臓センター所長 川西 輝明 医師

第二部 午後2時30分から30分くらい
 歌の集い ギターの弾き語りとともにシンガーソングライターあき

第三部 午後3時すぎくらいから5時で会場終了
患者さん支える仲間たちとの交流会

交流会が長引くときは
■カラオケ館八重洲店
日時:2012年5月12日土 午後5時〜 2000円くらいかな
住所:東京都中央区八重洲1-7-9 TEL03-3510-6636
 http://www.karaokekan.jp/areapopup/index.php?id=79
 八重洲ホールから歩いて3分くらいと近場でした!


川西輝明先生 ”肝臓医療講演と歌の集い in 東京”



勢力的に活動を続ける、川西先生。ほんと頭ががるばかりです。
でも、この頃食べ過ぎて、ちょっと、ふっくらしてきているとの報告もあり、
昨年も、迎え撃つ会のメンバーが相揃えでやっつけられてしまいました。 orz


今回は午後から、そのまま夜の部会へ(ぐふふ)なんてことに(なりません)
お時間のある方、お友達をさそって、講演会のいらっしゃいませんか?


お友達が出来て、きっといいことがあると思いますよ。




たまには、そば以外のもの・・・ちょっと、昨秋から運動を始めたのですが、
からだと動かすと、甘いものがうまいうまい(^^;;

消費したカロリー以上に補給中
消費したカロリー以上に補給中 Photo by cxq02002

東京も先日からみぞれがちらりほらりと。
雪はつもりませんが、寒い寒い。



はるばる京都とか、出雲からお手紙が届きました。
1年、1年半の長い長い治療が終わったみなさん、きっと治ります。
いまからだと、最後の結果がでるのが、半年後、初夏の季節でしょうか?

きれいな桜が咲いた後、まぶしい季節がやってくるといいなあ。

posted by ばんばん at 15:02 | Comment(1) | C型肝炎治療のお仲間

2012年01月13日

C型肝炎ウイルスが肝臓の細胞に侵入する際に利用する新たな受容体(レセプター)が見つかる


Stomach: Metastatic Breast Carcinoma, IHC for Estrogen Receptor / euthman

新春、今年もよろしくお願いします。
今年も、たぶん、C型肝炎ウィルス君とお付き合いが続きそうな年になりそうです。


年末、久しぶりにこんな分厚い本を読み進めていました。

これもまた、SFものですが、不治の病の遺伝子の話、受容体の話や、ウィルスの話がでてくるんですけど、
そんななか、新年早々、なんか凄そうなニュースが飛び交っていましたね。


新たなウイルス受容体発見=C型肝炎、治療法開発に期待−広島大

 C型肝炎ウイルスが肝臓の細胞に侵入する際に利用する新たな受容体(レセプター)を広島大医学部の茶山一彰教授(消化器・代謝内科)の研究グループが発見し、米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に8日発表した。
 米国のイリノイ大との共同研究。C型肝炎の感染者は国内だけで200万人を超えるとされる。茶山教授は既に治療用に利用されているたんぱく質のインターフェロンなどとの組み合わせで、「新しい治療法や薬の開発が期待できる」としている。
 茶山教授によると、この受容体は「NPC1L1」というたんぱく質。小腸にあって、コレステロールを取り込む機能があることは分かっていた。今回の研究で肝臓にも存在し、C型肝炎ウイルスの受容体でもあることが判明した。
 高脂血症の治療では「エゼチミブ」という薬を投与し、NPC1L1と結合させ、コレステロールの吸収をブロックする。これと同じ仕組みで、エゼチミブを投与すれば、C型肝炎ウイルスとNPC1L1との結合を防ぐことができる。ウイルスと結合する受容体は他にもあるが、感染を一定程度防ぐ効果があるという。(2012/01/09-03:04)
出典:時事ドットコム



ここからは普通の人の私見になりますから、戯言だとおもって読んでください。

受容体ってなんだ? ”簡単にいうと外界からの刺激を受けて反応する物”。例えば、光に反応する体内器官の代表は目っていうことになります。ちょっとおおざっぱすぎますがね。

C型慢性肝炎の新しい薬のテラビックはプロテアーゼ阻害剤と呼ばれ、C型肝炎ウィルスが増殖するときに使われるたんぱく質を阻害することで、増殖を抑制する働きをもちます。
今回はC型肝炎ウィルスの受容体である「NPC1L1」というたんぱく質に先に「エゼチミブ」という薬を投与して、結合させ、C型肝炎ウィルスが「NPC1L1」が結合することを押さえことができるというものです。完全に防ぐことはできませんが、一定の効果が望めます。

この受容体との反応の仕組みは、花粉の季節が来ますから、よくあるCMの先回りしてブロックというやつを思い浮かべればいいと思います。先に反応して、後からくるやつを反応させないというものです。




ってここで、ふと思い出しました。

以前、IFNを用いた治療にまったく関係ないような、コレステロールを下げるお薬であるを併用するとペグイントロン+リバビリンの併用C型慢性肝炎治療の治療成績が上がるという報告がありましたね。 肝臓学会でも発表されていた物です。

フルバスタチン(ローコール)を加えたリバビリン併用療法が効果的であるというデータについて試験管レベルの実験で フルバスタチンが最もウイルスが下がった 2006.6月発表ありコレステロールを下げるのはリピトールが強いのにローコールがC型肝炎ウイルスには効果的とでた。効果の機序はわかっていない。。。
出典:肝炎友の会「はるにれ会」会員のページ

じつは、この当たりが関係しているのかも・・・
C型肝炎ウィルスは体内の内臓脂肪とか、たんぱく質などと非常に関わりが深いことが分かってきました。肝臓がこのあたりの脂肪の分解やたんぱく質の合成などの機能を有しているからかもしれませんが、もしかすると、この発見から新しいブレークスルーが期待されるて新しい薬が開発されるかもしれません。

C型肝炎ウィルスと反応する受容体はこの他にもありますから、これだけでは有効ではないかもしれませんが、期待が持てるということでしょうかね。まったく、医学の進歩って凄い!

ありがたい。
発表された論文展開していだける方がいます。

一人抄読会 : Niemann-Pick C1?like 1コレステロール吸収受容体は、新規C型肝炎ウイルス侵入因子である
発表された論文の内容を知りたいからはこちらへ

ひとまず。

気になるニュースを少し

A Phase 3 Study in Combination With BMS-790052 and BMS-650032 in Japanese Hepatitis C Virus (HCV) Patients - Full Text View - ClinicalTrials.gov
のみのみの3相の治験がはじまるぞ

経口2剤(通称:のみのみ)の第3相の治験が始まるようです。日本で200名。ちょっとJapanとだけ表記されていて、どこの病院でやるかは分からず。虎の門病院ではやるようですが・・・。

第2相の時は、minatoku, hiroshima, sapporo と表記があり、だいたいあの病院だよねと分かりましたが、今回はまだ分かりません。

対象は前回無効例の患者さんです (ガーン、おいらは対象外 orz)

小吉。小市民だからね
小吉。小市民だからね Photo by cxq02002

初詣にいっておみくじを引いたら、小吉でしたん。
大きな吉だと、あとから落ち込んでしまいそうなので、ちっちゃいのがいいんだな(苦笑

ぷっくりと膨らんだお正月
ぷっくりと膨らんだお正月 Photo by cxq02002

今年の正月もどこにもいかず、ただ食べるだけ。
そんな、まったりが好きなんですよ。





PS
まだ、年末の大掃除が終わっていないのは内緒である(<-たぶん、今年の年末まで終わらないと思ふ がっくし)

posted by ばんばん at 12:34 | Comment(9) | TrackBack(0) | C型肝炎治療と副作用

2011年12月28日

1/14土 虎の門病院 肝疾患センターでC型肝炎の新薬(テラビック)の肝臓病教室が開催されるぞー


伊勢・志摩の注連縄 / Tamago Moffle

のっけから、本年もお世話になりました。(以上)



てな訳にはいかんわなぁ。

昨日、定期検診で虎の門病院にいったら張り紙がありましたので紹介しておきます。
東京近辺でで、新薬のテラビック(テラプレビル)でC型慢性肝炎の治療を考えている方いかがでしょうか?

この肝臓病教室は、虎の門病院の肝疾患相談センターが主催なので、虎の門病院に通院されていない方でも参加できます。
相談センターなのでセカンドオピニオンみたいはことは出来ないと思いますが、情報的にはいいのかもしれません。

肝臓病教室のお知らせ
2011年11月に発売された「C型肝炎の新薬(テラビック)」について

医師の話の後に患者さんやその家族同士でお話をしませんか?
※大好評につき、第三弾を開催します!(2011年11、12月と同じ内容)

日時:2012年1月14日(土) 14:00-15:00
場所:虎の門病院 本館8F 第1会議室
申込・お問い合わせ先
  虎の門病院 肝疾患相談センター
  電話 03-3560-7672(9:30-16:00)

※参加費無料 ※予約要
※定員になり次第〆切らせていただきます。

肝臓病教室開催のお知らせ 

これも、お仲間さんのある方からいただいた情報ですが、テラビックの治療向けに小冊子があるらしい。
虎の門病院だけかもしれませんが、重篤な皮膚障害が出たときの写真などが、印刷されている模様。

むーん、見てみたいきもするが、怖いかも。
治療を考えている方は、主治医の先生に相談すると製薬会社が作成したものが見れるかもしれません。

ひとまず。

いつも通り、ちょっと気になったニュースをいくつか

森田芳光監督 新作公開待たず死去…今秋から体調不良 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
C型肝炎だったのか



MSD主催の、C型肝炎治療の新薬のテラビック(テラプレビル)の発売の前に、秋の全国行脚で行った、市民公開講座「C型肝炎の最新治療」 の動画です。
日程が合わなくて公開講座に参加できかった人や、お住まいの地域で開催されなかった人は観ておくといいかもしれません。
いくつかに分けて動画がアップロードされています。
(なんで東京のはないのだろう?)

ここまで

今年もお世話に成りました
今年もお世話に成りました Photo by cxq02002

虎の門病院のそばの虎ノ門 金刀比羅様でお参りをしてきました。
ことしはいろいろなことがあって大変だったなあ。
来年は、もすこし平穏な年でありますように!

相変わらず、蕎麦くってばっかり。
まっ、こてこてのラーメンよりも体に優しいかと・・・ (^^;;

今日は蕎麦の日に決定〜!三食目は、大吉田@虎ノ門、天ぷらそば350円
今日は蕎麦の日に決定〜!三食目は、大吉田@虎ノ門、天ぷらそば350円 Photo by cxq02002


来年は、もっと沢山笑えますように!

 

もひとつオマケ

立ち蕎麦を食べるときに必需品を紹介します。これはもの凄くいい
まっ、作っている方が神奈川のバイク乗りなので東京神奈川近辺のお店しかありませんが・・・
蕎麦が好きで、スマホ(android/iPhoneどちらでも)をお持ちの方、無料なので、ぜひインストールしてみてください。

《蕎麦道なび》“安早旨”の定番、立ち食いそばを極める - デジタル - 日経トレンディネット
必需品だよ。おっかさん

iPhoneをお持ちの方はこちらからどんぞ!

蕎麦道なび 0.7.1(無料)App
カテゴリ: ナビゲーション, ライフスタイル
販売元: DB One, Inc. - DB One, Inc.(サイズ: 3 MB)
全てのバージョンの評価: (57件の評価)
+ iPhone/iPadの両方に対応

 




PS
やっと、春口から悪化(3桁)していた、血液検査の結果が元に戻る。
まだ、1ヶ月目だから分からんが、久しぶりにAST/ALTが標準値の中に収まった。
なにをしたわけでもないが、このまま、次の新薬(←もう次かい)がでるまで、落ち着いてくれるといいなあ。

posted by ばんばん at 12:05 | Comment(26) | TrackBack(0) | C型肝炎

2011年12月07日

IL-28Bの検査ができる病院がちょっと分かったから、紹介しておきます


Eye Spy / Army Medicine

なかなか風邪が抜けません。免疫力たりな〜ぃ

またまた、某Mさんから教えていただきました。
ありがとうございます。

IL28Bって、高度先進医療の検査でなかなか地方ではやっていただけるところがないとお聞きしますが、厚生労働省のホームページに先進医療を実施している医療機関の一覧としてありました。これはうれしい。

先進医療を実施している医療機関の一覧│厚生労働省
項番87 IL28B遺伝子診断によるインターフェロン治療効果の予測評価

やっぱり数えるぐらいしかありませんね。それも、関東から西側に集中しています。

愛知県 名古屋市立大学病院
長野県 国立大学法人信州大学医学部附属病院
福岡県 九州大学病院
兵庫県 兵庫医科大学病院
岡山県 岡山大学病院
三重県 国立大学法人 三重大学医学部附属病院
静岡県 浜松医科大学医学部附属病院
群馬県 国立大学法人群馬大学医学部附属病院

項番87 IL28Bの遺伝子診断によるインターフェロン治療効果の予測評価

現状が分かっただけでも進歩やんね。

このIL28Bの遺伝子は人側のインターフェロンの感受性を調べるもので、直接的にC型肝炎が治りやすいかどうかを調べる物ではありません。インターフェロンに反応しやすいかどうかを調べる検査です。

まあ、インターフェロンに反応しやすければ、間接的に治療がうまく行きやすいのですが。
この確率は100%ではありません。約80%ぐらいと云われています。もそっと95%ぐらいになると予測がもっとしやすくなると思うのですが、その治療因子は見つかっていないようです。 

各病院で、検査代金は変るそうです、実際にいくらかは病院に問い合わせた方がいいですね。だいたい3万円〜ぐらいの検査料みたいですけど・・・・

 

 

このIL28Bの検査をなんとか保険適用できないかと検査キット化して、いまその妥当性をチェックするプロジェクトもあるようです。名前は特許ですが、これがうまくいけば、簡単に検査ができるようになり、保険適用へと一歩進みます。

C型肝炎の治療効果を予測するためのマーカー群、検査方法及び検査用キット - astamuse(アスタミューゼ)

もっといいページがあったようなきがするんだが見つからない。市川の国府台病院でも先日、再度検査キットの有効性を確認するために、保存してある血液をまた使ってもよかですか試験の参加の同意書←(表現変ですいません)を書いていきました。

こんな資料でしたね。
20111207.JPG

早く、検査キットが確立され、上記以外の病院でもはやく、IL28Bの検査が簡単にできるようになるといいなあ。と思います。あっ、もちろん保険適用でね。

注)
遺伝子検査は、いい面もありますが、がんになりやすいとか、糖尿病の因子とか、アルツハイマーになりやすいとか、いろいろなことが分かってきました。このため、この検査の結果によっては、将来自分に不利益なことが起こる可能性があります(例えば、保険に入れないとか、ローンを組めないとか)。その辺のリスクは分かった上で受けないといけないと思います。

まあ、私の場合は、基本、C型肝炎なので、新しい保険には加入できませんし、住宅ローンの際にも、一筆書かせられて、免責はないのを覚悟して、お金を借りますとか、それだけで十分不利益をかぶってきましたので、まあ、いいやで検査を受けてしまいましたが・・・

検査の際には、同意書なる資料が渡されて、いろいろ書いてあるので、読んで理解してからの検査にしましょう。検査自体は、通常の血液検査と同じなので副作用等はほとんど心配がないと思います。

ひとまず、

 

久しぶりに気になるサイトを2個ほど

オール巨人の一笑懸命・フルスイング: C型肝炎報告。

72週の延長治療をやっていた、巨人師匠、ケンシュツセズで4ヶ月、逃げ切れ〜。これからもがんばってほしいなあ。

こっちも大事

肝炎治療戦略会議審議会資料|厚生労働省

11月22日行われてた、平成23年度第2回肝炎治療戦略会議の資料が公開されました。テラビックの副作用の資料などがあります。この会議のなかで、治療助成もきまったと聞いています。議事録はまだでてきませんが、ざっと興味のある資料だけでも眺めておくといいかなと思います。

あいも変らず、やかんを磨いたり。
掃除の神様はたまにしか来てくれません。(T^T)

ガシガシとやかん磨き完了!
ガシガシとやかん磨き完了! Photo by cxq02002

相変わらず、主食はぞば

カレーうどんだす
カレーうどんだす Photo by cxq02002

さて、水曜日だす。2週間ぐらい咳が抜けないだなぁ。
もおいい加減とおもいつつ、しょうがないから病院にいくかいくまいか思案中。

はやく、こいこい週末だな

posted by ばんばん at 12:47 | Comment(18) | TrackBack(0) | C型肝炎

2011年11月28日

C型慢性肝炎を治療した場合の治癒する確率をデータマイニング手法から調べてみよう


sleepwalkers beneath the Easter moon twilight balance each ? other upon a high see-saw / oedipusphinx ? ? ? ? theJWDban

本日は、 ”〜みよう”シリーズその2ナリ。

さて、なかなか遺伝子検査ばっかりでそんなもんしたくないし、
地方だと検査を受けるところもないよ。なんて話をお聞きします。

このため、沢山の症例から、データを分析してC型肝炎を治療したときに、
治る確率がわからないかと研究した方がいました。

ここでも何度か、紹介したことのある武蔵野赤十字病院の泉並木先生の研究です。

昨年から何度も講演会で話を聞いたり、木更津の肝臓専門医の早坂先生の講演会でもお聞きして、資料がどこかにないかとあさっていましたら、やっと公開されたようです。(sinさん、Mさんありがとうです)

独立行政法人国立国際医療研究センター 肝炎情報センター│肝臓専門医向け最新情報

肝臓専門医向けの資料ですが、ざっくり読む分は大丈夫ですで、ちょっと見ていきましょう。
中の資料は、肝がんの確率の分析なんてものあるのですが、まずは治療の治癒率を見てみます。


この資料のデータはいままでのペグ+リバの2剤併用治療の場合に治癒率なので、これから治療が始まるテラビックを用いた三在併用治療の場合のものではないのに注意してください。

新しいテラビックを用いた治療は、治癒率も高いですが、副作用なんかの影響もあり、治療も始まってないことから、もう少したたないと全体の治癒率がでてこないと思います。


治療の前に、いまの標準治療で、どんだけ治るんじゃーの割合を知っておくことは私はいいことだと思います。
あくまでも沢山の数字を集めて統計処理をしたものなので、”確率”です。


ちょっと先が長くなりましたが、早速見てみましょう。


一般検査を用いたペグインターフェロン・リバビリン併用療法の治療効果予測モデル
*出典:独立行政法人国立国際医療研究センター 肝炎情報センター│肝臓専門医向け最新情報図4b 治療効果予測モデルの使い方

----条件-----
60歳の男性
Genotype1b型、
HCV RNA が6.5 LogIU/ml
血小板数が14.7万/μl
アルブミン値が3.6 g/dl
ASTが46 IU/L
γ-GTPが 34 IU/L
----条件ここまで----

この青い線をたどっていくと最終的に、ペグリバを行った際の治癒率が分かります。この方の場合、”ペグインターフェロン・リバビリン併用療法を行えば72%の確率でSVRで得られます”

さっ、自分の誕生日をメモして(。_゜☆\ 、近々の血液検査結果の用紙を持ってきて、さっそく、これに当てはめてみましょう。
さて、どんなもんかいな。


ちょっと、いやな方も見ておきましょう。
もし、この方はなにもしなかった場合に肝がんの発症率は?

fig4a[1].gif
*出典:独立行政法人国立国際医療研究センター 肝炎情報センター│肝臓専門医向け最新情報|図4a 発癌リスク予測モデルの使い方

この方の場合、これからなにもしないと、5年間以内に20.9%の確率で肝がんが発生します。
結構な確率ですよね。5人に1人の確率。
なにも検査をしなくても、これだけのことが分かるようになったんですよね。

これだけの症例を集めて、データを解析するには、さぞ大変だった思います。
この肝がんの発症率は、これからの治療方針にも役立てることができます。

発症率が1%なら許容できるけど、7%なら危ないな。と思えば、早めにウィルスを完全駆除する治療を行ってもいいですし、IFN少量治療を行い。肝臓をいたわりながら、次の治療を末という選択も考えられます。

さて、最後にもう一つ、人側の遺伝子の検査は非常にハードルが高いですが、ウィルス側の遺伝子検査は、人側の遺伝子検査よりハードルが低いところもあるので、こちらから、治療の治癒率もみておきましょう。

”C型肝炎ウイルス遺伝子解析を含むペグインターフェロン・リバビリン併用療法の治療効果予測モデル”

fig5[1].gif
*出典:独立行政法人国立国際医療研究センター 肝炎情報センター│肝臓専門医向け最新情報

私の場合でやってみましょうか。

----条件----
ISDRは0-1
年齢は46歳
Core70変異
LDLコレステロール176mg
繊維化F3
----条件おわり----

これを上の予測モデルに当てはめるとCore70が変異しているところで右側に流れて36%が私が治療を行った場合の治癒率になります。やっぱり五割はなかったんですよね。

いろいろ解析モデルがあるようですが、あとは、リンク先のページで確認してみてください。
以前は、このリーフレットが配られるような話を聞きましたが、テラビックが認可となってどうなるか情報がありません。リーフレットが配られるといいなぁ。

これからも、この研究がすすむと、他の治癒の因子などが明らかになる可能性もあります。
このような研究がどんどん進むといいな。


ひとまず

相変わらず、蕎麦ばっかり

げそ天そば
げそ天そば Photo by cxq02002

鍋の残りの朝ご飯はうまいんだな。

昨日の鍋の残りで朝ご飯
昨日の鍋の残りで朝ご飯 Photo by cxq02002

さて月曜日、がんばらないように、ぼちぼちいきませう。

posted by ばんばん at 12:14 | Comment(5) | TrackBack(0) | C型肝炎

2011年11月22日

テラビック(テラプレビル)の薬価が発表されたので、治療費を計算してみよう!


手回し計算機 / monoooki

寒いぞ〜、 一気に冬の最初が来た感じ

テラビックの薬価が発表されたので、ちょいと治療費を計算してみましょう。

入る前にちょっと休憩。
どないして、テラビックの薬価がこのあたりに納まったか考えてみましょう。(私見です)

本来なら、製薬会社は特効薬みたなものだから、個別に薬価を算出して、米国並みの高い薬価で申請したかったんだろうけど、あまり高すぎると治療費の助成が得られなくなるなんて考えが働いたのかもしれませんね。

今回は、同じような薬と比較して、薬価を計算して、それに有用性加算40%(効果があると認められる場合に適用)を乗せた計算されたようです。同じような薬というのが、おなじみのリバビリン。おなじC型肝炎を治療する薬ということで比較対象が選ばれたみたいです。

実際は薬価で比較と、テラビックが1422.10円vs764.6円と約2倍の開きがありますけどね。40%以上な感じですが、やっぱり凄く効果がある薬なので・・・(それにしてもこうして計算すると高い)



さて、本題へ

とても暗算はできないので、Excel君にお願いして。
一番上が、テラビック、レベトール、ペグイントロンと続きます。

テラビックの薬価は250mg1錠の値段なので、1回3錠、x朝昼晩の8時間おきに3回となるので、1日のお薬代は9倍になります。

    薬価   小計
テラビック 1回750mg、
1日3回
1,422.10 9 12,799
         
1週間 7     89,592
4週間 4     358,369
12週間 12     1,075,108
         
3割負担 30%     322,532
         
         
レベトール 60kg以上、
1回2錠、朝晩
764.6 4 3,058
         
1週間 7     21,409
4週間 4     85,635
12週間 12     256,906
24週間 24     513,811
         
3割負担 30%     154,143
         
         
ペグイントロン 100μg/0.5mL、
75kgまで
29,550.0 1 29,550
         
1週間 1     29,550
4週間 4     118,200
12週間 12     354,600
24週間 24     709,200
         
3割負担 30%     212,760
         
1ヶ月当たり(最初の3ヶ月)       168,661
1ヶ月当たり(3ヶ月以降)       61,151
24週間合計       689,436


細かくは表を見ていただいて、保険適用後(3割負担)のお薬の代だけでざっくり計算すると、約70万円ぐらいですね。

これには、入院(人による)費用や血液検査の費用、その他、副作用の診察費、お薬代は含まれていません。

これを加味すると、やっぱり90万〜100万円ぐらいが治療費となると思います。


3剤併用治療は最初の12週間(3ヶ月)ですから、この時は、1ヶ月17万円+検査費諸々で20万円ぐらい。
残りのペグ+リバの12週間(3ヶ月)が6万円+検査費諸々で8〜9万円ぐらいでしょうか。

私ぐらいの62kgぐらい男性で計算していますので、女性の場合はレベトール(リバビリン)が体重比で少なくなりますので、少し安くなると思います。
ペグイントロン(インターフェロン)も体重比で注射する量が変りますが、こちらはアンプル1本単位で、使わなかったお薬は病院で捨てちゃうので、値段は変りません。(ほんと、もったいないな)


お仲間のmiyaさんのところでも計算されていましたね。
いつもありがとうございます。

テラビック錠250mg、薬価予定決まる (11月25日収載予定) | My Seat & Yours  〜m's blog〜

実際には、高額医療費の対象となりますから、いま加入している保険の上限で止まることになります。
この上限とか高額医療費の適用条件は、治療する前に調べて置くことをお勧めします。

わたしのところの保険はケチ(。_゜☆\ で1医療機関1診療科でしか高額医療費の合算できないといく縛りがあって、前回のペグ+リバの時はお薬を院外処方して、治療費が思いっきり上がってしまいました。副作用のうつの治療費も出してくれなかったもんね。
もう一度ケチ(苦笑

↑これは、ご加入している保険によって変ります。ほんと確認しておかないと痛い目に遭いかねません。
(保険は難しいです)


また、C型肝炎治療の助成は現在は、収入によって変りますが、1万円又は2万円が上限となりますので、助成の話が決まれ、もう少し実際に支払うお金は少なくなると思います。(3剤併用治療の助成はまだ決まっていません。助成を検討してるという話は講演会でよく耳にするので、おいおい発表されると思います。この値段で収まってくれるとありがたいのですが・・・)

決まったら、助成に関しては各県の保健所等毎で書類などの対応が変るので、該当する保健所等で聞くのが一番だと思います。 
(はやく決まれ〜)



本日は数字を見て頭を使いすぎてたので、この辺で。 

2011-11-18 04:00:35
2011-11-18 04:00:35 Photo by cxq02002

風邪引いてまんねん。餃子くってがんばるぞ〜

いつも通りのおにぎりで朝飯
いつも通りのおにぎりで朝飯 Photo by cxq02002

週末はおにぎりもってお散歩しています。

それにしても、先週から悪寒と咳が止まらないぞ〜
(加齢による身体劣化とも云ふ orz )
posted by ばんばん at 12:15 | Comment(21) | C型肝炎

2011年11月18日

【お願い】名無しの私の知人と名乗る医療関係者の方へ

ほんとはこんなこと書きたくないんですが、あまりにも悲しいので記録だけ残しておきます。

>>>>> 続きを読む <<<<<
posted by ばんばん at 21:55 | 日記

2011年11月17日

テラビックの薬価(テラプレビル)は250mg1錠1422.10円(1回750mgを1日3回投与)だってさ。安い?!


International Money Pile in Cash and Coins / epSos.de

ちょっとだけ更新。

テラビックの薬価がひっそりと決まった模様です。

【中医協】MS治療薬等に有用性加算40% (医療介護CBニュース) - Yahoo!ニュース

テラビックの薬価は250mg1錠1422.10円(1回750mgを1日3回投与)。MSDのレベトールの1日薬価に合わせた上で、国内ガイドラインで、テラビックを含む3剤併用療法が既存の治療法に代わる治療法として推奨されていることなどが評価された。ピーク時売上高予想は171億円。
出典: Yahooニュース:【中医協】MS治療薬等に有用性加算40%

 

ちょっと以外な金額といえばいいでしょうかね。市場の予測だと2万円/日以上との予測ありましたが、1日4266.3円となります。薬価ですから、単純に保険適用で3割負担と考えると1日1422.10円となります。間違っているみたい、調べて後から訂正します。

そそっかしいなあ。\バキ
1錠250mgで一回750mg(3錠)投与だから1日で換算するとこの9倍になりますね。12798.9円となり、やっぱり1万円を超えますね。どうもすいませんでした。(2011/11/18 10:57追記)


これって、リバビリンより安いじゃん。リバビリンより高いですね。通常薬価は同じようなお薬と比較して算出する、類似薬効比較方式で計算されますが、

テラビックの薬価算定では、比較薬に対して高く評価され、有用性加算40%が適用された。40%が適用されたのは、2008年6月に収載されたMSDのHIV感染症治療薬アイセントレス以来。

テラビックの場合は有用性加算が認められ、金額が高くなったそうな。この有用性加算というのは、明らかに他の薬よりも効果が高いと認められると加算されるものなので、テラビックの効果の高さがこの薬価でも認められた模様です。

しかし、この薬価。米国のものに比較すると、非常?に安い。で、株価なんかはそれを反映してネガティブになっています。

「テラビック」の薬価にネガティブインパクト、田辺三菱製薬の軟調さが目立つ(フィスコ) - BLOGOS finance
市場予想も2-4万円程度 ...

田辺三菱製薬<4508>は前場から軟調な動きが目立っている。本日16日の中医協において、新薬の薬価が公表されているもよう。 同社のC型肝炎治療薬「テラビック」に関しては12798.9円となり、ピーク時年商は 171億円とされた。欧米の価格を下回るものとなり、市場予想も2-4万円程度であったとみられるため、ネガティブなインパクトが先行する格好のようだ。
出典:http://f.blogos.livedoor.com/news/article/6032945/

難しいですね(苦笑



患者にとっては、非常にいい話で、とんでもなく高くなると思っていた薬の薬価が、低く抑えられています。この金額なら、国の補助もつきやすいのかもしれませんね。

そこかでいろいろか考えが交錯して決められたのかもしれません。



個人的にはびっくりの薬価です。少なくても1日1万円を超えるものと予想していいましたから。やすっ、て感覚でいます。ほぼ想定範囲内ですね。むん、
がさっと、検索して得た情報なので間違いがあるかもしれません。

単純比較はできませんが、計算だけしておきましょうか。
米国の薬価が1錠9605.70円(375mg)ですから、単純にmg単位で計算すると6403.8円(250mg換算)となります。米国の約22%、ざっくり1/5の薬価と計算しましたがな。
薬価がかなり低く抑えられたという感覚を持っています。
この薬価で半年のトータルの治療費を計算してみないとなあ。ざっくり100万円ぐらいですかね。(2011/11/18 10:57追記)

追加情報があれば、追記で修正してきます。

中医協で決まった新医薬品一覧表(平成23年11月25日収載予定)のリンクを教えていただきましたので、貼っておきます。

テラビックを含む新医薬品一覧表(平成23年11月25日収載予定)(2011/11/18 10:57追記)

 

ひとまず。

posted by ばんばん at 08:51 | Comment(5) | C型肝炎

2011年11月09日

テラビック(テラプレビル)が認可されたので、治療の前にHCV薬剤耐性について考えてみる


Uppercat / Takashi(aes256)

まだまだ引っ張るこのシリーズ。
本日は、ちょっとやっかいなHCVの薬剤耐性について考えてみる。

素人が調べているので、間違いがあるかもしれません。必ず、治療の際は肝臓の専門医に相談してください。

毎度おなじみのおさらいで、テラプレビルによる3剤併用治療の1b高ウイルス量の場合の治療成績です。

テラプレビルによる3剤治療の試験成績(1b高ウイルス量)
出典: 「ウイルス肝炎治療の現状と治療薬開発の方向性」 関西労災病院病院長 林 紀夫先生の資料より

何度も紹介していますが、いままでのペグ+リバ48週が約50%の成績(1b高ウイルス量)に対して、

初回73%、前回再燃例88.1%、前回無効例34.4%

となっています。 (毎回同じだけどこれ大事)

治験ということで、条件をそろえたりデータを最後までデータを取らなければいけないので、患者さんのつぶを選択した状態なので、実際の治療成績はこれを超えることはなく、これが最大Maxであると思っていればいいと思います。

再燃組はもやは9割の治療成績に近づいているので、条件そろえば治療をということなのでしょうか。
やはり問題は前回無効例の方をどうやって治療していくかということになります。



たぶん、武蔵野赤十字の泉先生あたりが沢山の患者さんのデータからデータマイニング解析を行っていそうなのですが、C型肝炎患者における無効例の割合ってどんなもんでしょうか?いままでデータを見たことがないのでこの割がわかりません。
いまの治療は、IFNを使うのでIL28Bの影響を受けますから、この比率からすると3割がIFNが効きにくいタイプでです。

わたしの周りにいるお仲間さんはわりとと難治例の方が沢山いるのでいい加減な感覚になりますが、ざっくり5%以下ぐらいの感覚でいます(私見なので鵜呑みにしないでくださいね)。100人治療すると5人は、HCVの治療による減少が2log以下(1/100以下にならない)人という感じがします。
(↑だれかデータをもっていたら教えてください)



さてちょっと先に進む前に薬剤耐性について

薬剤耐性(やくざいたいせい、あるいは単に耐性、drug resistance)とは、生物が、自分に対して何らかの作用を持った薬剤に対して抵抗性を持ち、これらの薬剤が効かない、あるいは効きにくくなる現象のこと。薬剤抵抗性、薬物耐性とも呼ばれる。
出典:Wikipediaより

表現が悪いですが、よく農薬を使いすぎると、その農薬に耐性をもった害虫ができてて、農薬が効かなくなるっちゅうやつですね。いまの薬自体は効き目を鋭く作ってあるため、相手のウイルスの形が変ると効かなくなります。ウイルスも生き残るために必死なんですよね。(←早くくたばってくれればいいのに)

以前もこの耐性の話を書いていますね。 

C型肝炎治療の”あかるい”肝炎生活: プロテアーゼ阻害剤の話をしよう、その2

これ大事



代表的なものは、ガンとか病院で問題になるブドウ球菌のやつとかが有名です。肝炎でいうとB型肝炎も薬剤耐性が問題になります。

どうやって、ウイルスが耐性をもつようになるかというとむずかしいので割愛します(。_゜☆\ 蛋白質とか遺伝子の話はおぢさん難しくてわかりませぬ



さて、本題にいくと、インターフェロンは直接的にウイルスを攻撃する訳ではないので耐性の恐れはないと云われています。問題は、プロテアーゼ阻害剤のテラビック(テラプレビル)。この薬は、C型肝炎ウイルスが増殖する際に重要な役割をもつ蛋白質の合成を阻害することでウイルス自体を直接的に攻撃するものです。

いままの対処的な治療法ではなく、直接的にウイルスを攻撃しているため非常に効果が高い治療方法になります。しかし、ウイルス側がこのプロテーゼ阻害剤への耐性をもつと、いきなりこの薬が効かなくなります。一説によると2週間で耐性がウイルスができるそうです。怖いですよね。

もっと怖いのは、いちど耐性ができると、同じ種類薬(プロテアーゼ阻害剤)が効かなくなることです。例えば

プロテアーゼ阻害剤によるHCV変異.JPG
出典: 「ウイルス肝炎治療の現状と治療薬開発の方向性」 関西労災病院病院長 林 紀夫先生の資料より

海外の学会で発表された資料ですが、テラビック(テラプレビル)の治療の際に耐性ができる部分があります。この耐性ができると同じ阻害剤であるTMC435とか、MK79005(両方とも第2世代のプロテアーゼ阻害剤)が効かなくなります。

特にR115k/T/Q、A156V/Tという部分に耐性ができてしまうと、軒並み同じ薬が効かなくなるのという問題があります。
では、どのぐらいの確率で発生するのでしょうか?

テラプレビル臨床試験におけるHCV変異.JPG
出典: 「ウイルス肝炎治療の現状と治療薬開発の方向性」 関西労災病院病院長 林 紀夫先生の資料より

この資料でみるのは日本人に多いHCVウイルスのタイプが1bのほうです。危ないA156S/Tの部分に薬剤耐性がおきる確率が13%もあるんですよね。



よく、講演会でテラビックを使ってC型肝炎の治療をするなら、1度で直すつもりで治療を考えた方がいいという先生がおられますが、このような学会の発表から考えておられるのだと思います。

お仲間のすずめさんも講演会で同じような情報をしいれて居るようですね。(^^;; 

20111109.JPG


一部の先生は、耐性ができても、その後に標準治療(PR48等)を行えば大丈夫だという方もいらっしゃいますが、少し疑問が残ります。以前、渋谷で行われた講演会でも単剤を用いて耐性ができた数例にいたしてペグ+リバの治療を行ったら治ったというスライドを見せていただいたことがありましたが、その資料の中で気になったのが人側の遺伝子タイプがすべてTTだったとこでした。じゃ、IFNが効かないタイプの人がいたらどうするんじゃ〜。とか考えちゃいますよね。  


話がもっと進んで、一つの薬で耐性ができるのなら、複数の薬で治療しちゃえばいいじゃないってのが、今後出てくる経口2剤を用いた飲み薬だけでC型肝炎が治療できる方法です。この経口2剤でも耐性の問題は避けられません。

しかし、国府台病院の講演会で溝上先生に耐性の問題について質問したところ、1つの薬で1/100の確率で耐性ができるのであれば、もう一つ1/100の薬を併用することで1/1000の確率まで耐性起きる確率は小さくなるそうです。
でも、耐性の危険性からは逃れられないので、やるときには十分考えてからということになります。

そう考えると、今後は複数の経口剤と副作用の少ないIFN-λとの組み合わせが、今後の期待される治療などになりそうですが、まだわありませんね。(←わたしはたぶんこれを待つことになります)

まとめ
やはり、テラビック(テラプレビル)を用いた3剤併用治療を行う際には、人側の遺伝子検査、ウイルス側の遺伝子検査をやってから望んだほうがいいと思います。

地方で遺伝子検査できるところは知りませんが(お持ちの方は情報をお願いします)、東京だと私が知る限りでは4カ所、両方共の検査ができるところがあります。

もっと在るかもしれません。基本、人側の遺伝子の検査は数カ所の外部機関に委託して検査結果を病院が管理することになるそうです。あまり数がないのかしれません。検査の金額はというと、全て保険適用外になりますので、人側の遺伝子検査で3万円ぐらいだそうです。上の4つの医療機関では研究費で検査を行っているそうなのなので、検査費用はゴニョゴニョらいしいです(これ以上は書けないので察してください(笑))。


 

もう限界だす。次回は、最後に私を含め、新薬の開発状況などを考え今後の治療方針を書いてこのシリーズやめにするからね、お母っさん、ででんでんでんでん

ちょっと気になる情報から。
皮膚科学会から”Telaprevir 投与時の皮膚障害への対応に関する参考資料”が公開されました。
(まだリンク残ってるかなぁ)

社団法人日本皮膚科学会 | トップページ

これ重要


専門過ぎて、ちょっと分かりませんが。これも治療する前に読んで置いた方がいいと思います。
何事にも覚悟は必要ということで。

なにやら、熱にがんが弱いのを利用して赤外線を使っう治療法が開発されたとか。

asahi.com(朝日新聞社):赤外線でのがん治療法開発 マウス8割完治、副作用なし - サイエンス

これ期待?できるかなぁ


こういうような副作用がない、体に優しい治療法が早く確率されるといいなあ。

ひとまず。

相変わらず麺が主食。
かけ饂飩大、かき揚げ、かしわ天
かけ饂飩大、かき揚げ、かしわ天 Photo by cxq02002


週末は房総に足を伸ばして、旬の鰺を食べてきました。
たたきが旨すぎて、食べ過ぎてしましました。

黄金定食@磯料理マルゴ
黄金定食@磯料理マルゴ Photo by cxq02002

旬のうちにもいっかい行きたい

水曜日。がんばろうっと

posted by ばんばん at 12:27 | Comment(13) | C型肝炎

2011年10月24日

テラビック(テラプレビル)が認可されたので、治療の前に治療成績におけるIL28Bとコア70の関係について考えてみる


patience / numberstumper

さて、ちょっとまとまったので、人側の遺伝子検査のIL28Bとウィルス側の遺伝子検査の結果のコア70番の関係について、今回はちょっとだけ書いてみます。(まだ、耐性の話はでてきませんよ〜)

素人が調べているので、間違いがあるかもしれません。
データが限定的で、判断しているところがあるので、必ず、治療の際は肝臓の専門医に相談してください。

前回、前々回とテラビックの治療成績や、副作用について確認してきました。
今回は、まず、治験のデータからどんな人が治ったのかを見ていきましょう。

まずは、同じみのおさらいで、治療成績です。

テラプレビルによる3剤治療の試験成績(1b高ウイルス量)

出典: 「ウイルス肝炎治療の現状と治療薬開発の方向性」 関西労災病院病院長 林 紀夫先生の資料より

なんども紹介していますが、いままでのペグ+リバ48週が約50%の成績(1b高ウイルス量)に対して、初回73%、前回再燃例88.1%、前回無効例34.4%となっています。

初回、再燃例とも大幅に上がり、また、前回無効例(2log以上ウイルスが減らない)方でも3割強の方が治っています。
この成績はわたしも凄いと思います。

疑問なんですが、
なんで前回再燃例の人が、初回治療よりも治療成績がいいのはなんでなんでしょうね。
これは、あくまでも私見ですが

  • 再燃例の人って、一度インターフェロン治療を受けていて、それなりにきつい治療になれている
  • 今回は治験でデータを集めないといけないので、最後まで治療できそうな方をつぶをそろえてそろえた。
  • 初回例は、もしかすると、治療をしていたら、前回無効例になった人も含んでいる。

なんてのが考えられるんじゃないかと思って言います。あくまでも治験データの詳細を眺めたわけではないので、私見です。
このデータをうのみにして、せっかく治る人が治療を受けるのを躊躇するのがもったいないと思います。

じゃ、この中をちょっと見ていきましょう。どんな人が治ったのでしょうか?
ここでキーとなるものが、ウィルス側の遺伝子検査と人側の遺伝子検査の結果です。



まあ、ここを見ている方は、過去の投稿をみていると思いますので、さっくりいきます。
2つの因子を見ています。この他にも分析する因子は沢山ありますが、以下の2つの関連性が非常に高くなります。

  • 人側の遺伝子検査の結果IL28B(人側のインターフェロンの感受性を見るために使われます)
  • ウイルス側のアミノ酸の変異 コア70番(治療成績に関係あるのは、特に70番目の遺伝子が変異しているかどうか)

telaprevir+PEG-IFN/RBV24週併用治療のcore70番のアミノ酸変異及びIL28B genotypeからみたSVR率

出典:2011.7.15 全国肝炎拠点病院会議 虎の門病院 熊田博光先生の資料より
(虎の門病院の治療成績)

ここで、C型肝炎のインターフェロン治療において、大きな治療成績の因子になっていた人側の遺伝子検査の結果であるIL28BがTTと、治り易いタイプであれば、90%以上の確率で治っているという結果です。

まあ、この人達は以前から治療成績がよかったのですが、このテラビック(テラプレビル)を用いた3剤併用治療では、ものすごく治療成績が良い。新しいプロテーゼ阻害剤だけの力ではやはり、力不足でインターフェロンの力を借りなくてな治らないということです。

さて、IL28Bが治りにくいタイプのTGとTGの場合はどうかとみると。C型肝炎のウィスルのコア70番が変異しているのと変異していないので大幅に治療成績が変ります。コア70番が変異していなければ64%といままで以上の治療成績。

いっぽう、コア70番が変異しているとわずか治癒率は21%となります。

(治験の結果で、母数のnが少ないのでもっと大きな母数になったら変るかもしれませんが、傾向は変らないということなのでしょう)


 

上記は虎の門病院の結果です。再燃例の方は、全国の治験の結果でも90%と高い治療成績なので、問題となる前回無効例の方のデータを見ていきましょう。この資料は今回のフェーズ3の治験(3施設、東京、広島、札幌)の結果になります。

前治療無効例のTG/GGにおけるCore70置換と3剤併用治療の臨床効果(3施設成績)N=21
出典:2011.7.15 全国肝炎拠点病院会議 虎の門病院 熊田博光先生の資料より

傾向はかわららず、IL28BがTG/GGでコア70番変異していないと62.5%、変異しているとわずか15.4%の治癒成績となります。
前回無効例で、今回治療を考えている方はは、ウィルス側の遺伝子結果はできればというより、必ずやってから治療を考えた方がいいと思います。6割と1割強の治療成績では、治療を受ける際の心構えが違ってきます。

(このデータもN=21と少ないので、今回のテラビック(テラプレビル)の治療が始まって、全症例の治療成績が追いかけられ、公開されるとかわるかもしれません)

それでは、この前回無効例の方の治療成績を上げるためには、どうしあたらいいのでしょうか?
これは、全国の治療結果ではなく、たぶん虎の門病院の治療結果だと思います。
(間違っていたらごめんさない)

前治療無効例のTG/GGに対するPEG-IFN/RBV/telaprevir併用療法延長投与のSVR率 
出典:2011.7.15 全国肝炎拠点病院会議 虎の門病院 熊田博光先生の資料より

基本今度のテラビック(テラプレビル)は、24週、6か月の治療ですが、これをいままでのようにPR48、48週間、1年に延長した場合は、治療成績が大幅に上がるようです。この中身のIL28Bとコア70番の変異がどうなっているか公開されている資料がありませんので、わかりません。(48週はいやだなあ。と感覚的に思います)

ペグ+リバの時も、初めは治療期間が一律48週でしたが、治療の際のウイルスの減少の度合いによって、48週が72週の1年半になりましたから、治療結果のデータが集まってくると、一律24週間の治療ではなく、一部条件によっては48週間の治療が標準になるかもしれません。(私は48週の時につぼってしまいましたので、治療を待てる方は、ある程度治療成績が集まってからのほうがいいと思います)

まとめ
やはり新薬のプロテアーゼ阻害剤を用いた3剤併用治療といえども、人側、ウイルス側の遺伝子検査は受けてから治療を考えた方がわたしはいいと思いまたです。


あっ、
ちょっと紹介していませんでしたが、IL28Bの治り易い方と、治り難い方の割合を見て最後にしましょう。

IL28Bの頻度

出典:札幌厚生病院のインターフェロン治療の手引きより

これは67%ですが、一般的に治りやすいタイプのTTの方は全体の約7割といわれています。だいたいの人は治りやすいんですよね。残りの約3割がインターフェロンに対する感受性が悪い人(わたしはTGなのでこちらの治りにくい方になります)


ひとまず。これ以上は無理っぽいということで、ここまで。
(次回はがんばって耐性の話にたどり着けるかな)

 

ちょっとC型肝炎の訴訟関連のニュースを

カルテがないC型肝炎訴訟原告団・北九州 「一刻も早い救済を」患者ら訴え / 西日本新聞
長引きそうな・・・

43年前って、私の場合は46年前の輸血ぐらいしか、思い浮かばん。カルテなんか、絶対ないし、その時の執刀医もすでにね。


 

広島の某つかれちゃったおばさんから指摘されているように、最近そばが主食で、あげもんがつく。
体重気をつけねば。(苦笑 でもうまいんだもん。

前ご飯蕎麦る
前ご飯蕎麦る Photo by cxq02002

寒くなって、空気が澄んでいて、夕焼けがきれいになってきた。
川のそばはすごく寒いんですけどね。

#sunset #riverside #bridge
#sunset #riverside #bridge Photo by cxq02002

さっ、まだ月曜日。
ぼちぼちがんばりませう。

posted by ばんばん at 12:44 | Comment(14) | C型肝炎